高槻に城跡があった

ＪＲ高槻駅から北へまっすぐ歩いて
上宮天満宮へ。


広い境内ですが人影はありません。
山桜がはらはら。
遅い花を散らせています。

竹の里ですから本殿は竹造りです。


屋根！柱！壁！みんな竹材。

本殿の前で枯れた竹材色のにゃんこが
神のお使いとして控えていました。




隣の昼神車塚古墳に寄ります。

出土した動物の埴輪（はにわ）を
復元していると聞きましたが。


厳重な柵があり
カメラを高く掲げてもよく分かりませんね。
犬か猪のような動物がモデルの埴輪。



西に向かえば長い階段の上に廣智禅寺。


横にエレベーターがありましたが。

さらに西に。
やっぱり！高台に霊松寺。


ここにはエレベーターがありません。

平凡な家屋の中の長い参道（？）をくねくね上れば
雑木林のような中に慈願寺。


なにか高台にばかり寺院があるのですね。

のんきなことをいっている場合じゃないです！次は。
新興住宅街の急な道を延々と上って
さらに石段の上に地蔵院がありました。


いずれの境内からも高槻の市街がよく見えています。



南へ！南へ！丘を下って城跡に行ってみます。

ＪＲ線を越えて
さらに阪急線をくぐれば
高山右近（1552 ～ 1615）が立っています。


高槻城の本丸跡に造られた城跡公園。

高山右近はこのあたりで代表する英雄。

公園内の歴史民俗資料館に寄ります。


江戸時代中期の町家を移築したとか。

公園の横に工兵第四聯隊跡碑。


兵舎の門があったところらしい。

後ろの！悪い子たちが上っている古いボックスに
門兵がいたのでしょうか。

その内！私がこの国を制したら
（あたしゃ！ホラ吹きのドン・キホーテか？）
「国民皆兵」を敷いてあげるから
少年よ！兵隊になって精神をきたえてもらいなさいね。



北に！阪急電車の高槻市駅の方へ帰りましょう。

街の中に林があります。
野見神社。


また！高山右近が立っていました。
高槻カトリック教会高山右近記念聖堂。


国外追放になった高山右近が死んだマニラの
聖母大聖堂を模したデザインだそうです。

本行寺！光松寺！理安寺と並んでいる閑静な道。


このあたりが残された数少ない城下町の面影。

阪急・高槻市駅に着きました。

なんにも城下町の風情はありませんが
街の名前には残されているのですね。