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伏見酒蔵の町の酒粕カレー [食い逃げ未遂]

北に向かっていた宇治川が円弧を描いて
南西に向きを変えているところにある京都の伏見。

酒蔵の町です。

京都の多くの酒蔵は
もともと洛中
つまり平安京の中にあったのでしょう。

今でも俳優の佐々木蔵之介の生家の
佐々木酒造なんかが残っていますが。

平安京の下には伏流水が集まって
巨大な水がめがあるともいわれていますから
大量の良水を必要とする酒造りには
向いていたらしいのですが。

酒蔵がいつのころからか
洛中からうんと南の
ここ伏見に移転したとは聞きますが
現在 30 蔵もないような。

大昔には洛中に
200 も 300 もあったという酒蔵は?!



先日!アサヒビールに工場見学に行ったとき
「旧・国鉄のそばにある工場は古い」
「大きな自動車道に近い工場は新しい」
と聞きました。

竹鶴政孝が寿屋に乞われて
スコッチウイスキーを作ろうとしたとき
緯度・風土からスコットランドに近い
北海道に工場を建てたかったらしいのですが
大阪から当時 3 日もかかる辺境の地ではだめだと
寿屋の社長の鳥井信治郎はゆずらなかったそうな。

結果!交通至便の淀川沿いの
山崎に建設したようです。
今のサントリー山崎蒸留所ですね。

なるほど!
つまり!工場立地には
製品の質(?)より輸送の問題が大きいのですね。

伏見に酒蔵が集まったのも
たくさんの事由があるのでしょうけど
伏見が港町だったことが大きいと
私は思うのですが。
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本格的に夏に突入する前に夏バテもどき。
ま!年中だらしない性格ですけどね。

黄桜のキザクラカッパカントリーの中庭で
休憩させてもらいます。

カッパになりたい気分。
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ハイボール!?

ハイボールがありました。
日本酒のハイボールですか。
氷の上に注いでくれました。200 円。
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なかなか楽しい飲みものですね。



黄桜の近くの竜馬通り商店街に
「酒粕カレー」の看板が。

「Café 月のとき」という古民家風の店舗。
1 階は物品販売なんかでしたが
2 階に案内されました。
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野菜をたくさん並べたカレーでした。756 円。
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酒粕の主張はありません。
私の鈍感な舌では酒粕を感じませんが。

見た目におしゃれで!おいしかったですよ。



(敬称略)
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