SSブログ

看護助手ナナちゃんに泣く [不謹慎ですが、、、]

野村知紗作/看護助手のナナちゃん/に
泣いています。

なんてことはない
あまり肩のこらない漫画ですが。

昼間に見たら
全然なんてことはないのですが
深夜に広げたら涙がぽろぽろ。
焼きが回るらしい。



そもそも!私は普段は漫画を読みません。
漫画を愛読できる性格ではないのです。

吹き出しを読むのがしんどい!はは。

しかし!世の人はせりふが好き?!

ある青年が
「」のたくさんある小説を
選んで読んでいるといっていました。

「むずかしい単語や」
「七面倒くさいいいまわしの説明はいらん」
(たぶん!理解できないのでしょうけど)
「会話いっぱいの本が好き」
と!自称・小説好きのおばさんもいっていました。

私とエラく違いますね。



どんどん澪(みお)外をはずれますが
TVはあんまり!というより!ほとんど見ません。

デジアナ変換のブラウン管受像機しかなく
つぶれそうなディスプレイはきめが荒い。

ボキャブラリィも知識も貧困で
ウィットもない連中が
ひな壇形式に並んでいる番組が多いのも
TV嫌いの一因ですが。

たとえば
「浜辺の青いものはなんでしょう?」なんて
無理やりな設題を提示して
くだらん会話をなん分もつづけてから
「人魚が水着を干していました」
なんていうのなら
初めから答えをいったらいいと私は思うのですが。

時間の無駄じゃ!
無駄な会話は汚らしい。

あ!人魚のはなし!「たとえ」ばなしですからね。

その私の考える「時間の無駄」を!
「貧困な会話」を!
楽しんでいるのでしょうか!おばさんたちは。

それならそれでいいけど。



「どんな映画をお好みです?」と聞かれたら
メンドくさいので
「初恋のきた道」と答えている私。

章子怡(ちゃんつぃいー)のデビュー作。
初々しくて可愛かったこともあるのですが
さらさら流れる季節の
風景の画像が気に入ったのです。

せりふもストーリィもそんなに印象はないのですが。

斜めに散る森の落葉に涙を禁じ得なかった
変な私です。

私にはせりふがいらないのかも。

新藤兼人監督の「裸の島」は
無声映画ではないのに
せりふがまったくなかったですね。

あれでいいのでは。
極論ですがね。あは。



そういえば
江戸時代の
式亭三馬(1776 ~ 1822)の浮世床も
明治時代の
假名垣魯文(1829 ~ 1894)の安愚楽鍋も
せりふというかおしゃべりだらけですね。

ところどころ
いわゆる「ト書き」が入っているだけ。

「トふり返りて、、、」なんて
ホントに「ト」と書いてから
すごく小さな字で状況説明しています。

そっか!
昔からニッポン人はせりふが好きなんじゃあ!?



閑話休題。
はなしの澪(みお)を修整しましょうか。

看護助手ナナちゃんはやさしい女の子。

どんなときにも
前向きで頑張り屋さん。

頑張り過ぎて
おしっこをがまんしていたら
血尿が出て下半身が痛み出しました。

自分の勤務する病院には行けず
休憩時間に近所の病院で
腎盂腎炎(じんうじんえん)の治療をする事態に。

笑えて!泣けますね。
入院の経験はないけど
ナナちゃんのような人に
看護されたいもんじゃのぉ。

また!全面!広島弁が
絵によく合っているんじゃ。



私に欠落しているのは
ナナちゃんのような「やさしさ」ですね。
欠落しているものは数えきれませんが
なんといっても「やさしさ」が一番ありません。

今までやさしくできなかったことの数々。

ああ!しくじりは多過ぎるので
開き直って反省はしませんが
さまざまのことおもひ出す桜かな(芭蕉)ではなく
さまざまのこと思い出すナナちゃんかな!です。

しかし!
夜中に広げて泣いているのもどうかと思います。

明日にでも
ナナちゃんによく似て(心がですよ)やさしい
ハイキングのマドンナ(アラフォーですが)に
この本 2 冊!無理やりもらってもらいましょう。

「そんなもん!いらんのじゃけ」といわれるかな。



(ナナちゃんを描いてみました!似ていませんが)
blogナナ.jpg

(敬称略)
コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感