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900年の宇治茶を飲む [猫も歩けば棒立ち]

JR宇治駅前の郵便ポスト。
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この町が
お茶壺道中(宇治採茶使)の出発点だったのですね。

メインストリート・宇治橋通り商店街。
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「茶」や茶関係の商いが多いですね。

右の建てものは茶商の典型的な店。

壁の黒塗りの張り出しは
拝見窓というのだそうな。

お茶壺道中の責任者「茶頭取」は
この地の代官の上林家がつとめていたそうです。

上林家の表門が残っています。
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宇治橋左岸のたもと
紫式部の肩越しに
右岸の通圓(つうえん)茶屋が見えますね。
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お茶を飲んでひと休みしましょうか。

あ!?
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宇治橋上に茶の木を植えていたのですね。
いつもぼんやり渡っていますね。

橋の中ほど!三之間。

橋姫さまがいます。
ここに立ち尽くせば橋姫になったような気がします。

源氏物語(宇治十帖)の浮舟は
ここから入水(じゅすい)しました。

ここに立ち尽くせば
浮舟になって空を飛べそうな気がします。

ん?!
三之間の欄干に金輪!?
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豊臣秀吉が
茶の湯に使う水を
ここからくみ上げさせていたといいますから
そのときの綱をかけるところかも?!



通圓茶屋。
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正面が妻側なんですね。
350 年前の町家のままだとか。

創業は永暦元年(1160)だそうですから
私をアゴで使う
ハイキングの相棒の大年増!
いや清純な女史より少し古く
ネオン街の妖怪ばばあ!
いや美人ママたちと同じくらい古い。

入店すると正面に
汚い(失礼!)桶が飾られています。
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「オケじゃないです!」

店のおね~さんに叱られますぞ。 
家宝ですぞ!

千利休の作った
秀吉の水くみ専用の「釣瓶(つるべ)」です。

三之間のカネのわっかにロープをかけていた釣瓶?!



玉露をいただきます。
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冷水宇治玉露 630 円。

窓外の宇治川を見て休みます。
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夏ですね。
疲れますね。
1000 年も 2000 年もどうでもよくなりますね。
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