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チリビーンズ?大鍋いっぱい [半煮え!生煮え!]

煮豆持作羹  豆を煮てもってあつものとなし 
漉支”以爲汁  しを漉してもって汁となす
其”在釜下燃  まめがらは釜の下にありて燃え
豆在釜中泣  豆は釜の中にありて泣く
本是同根生  もとはこれ根を同じくして生じたるに
相煎何太急  あい煎ることなんぞはなはだ急なる

(上記の支”は豆偏に支 其”は草かんむりに其)

日本ではよく使われるたとえの
「豆を豆がらで煮る」の原本。

豆と豆がらは同じ根から出たものなのに
どうして煮たり煮られたりするのでしょうか。
というような意味でしたか。
あまりいいたとえには使いませんね。

魏の曹植(192 ~ 232)の「七歩詩」です。
君主になった兄にうとまれて
7 歩歩くうちに詩を完成しないと
殺すといわれたとき
作ったと詩だといわれていますが。

この逸話はちょっと伝説的。

有名な詩なのに
最初の 2 行はない
4 行詩を書いている書物があったり
前後にまだ長い行があったという説があったり、、、!
後世の人の考えがたくさん入っていませんか。

ん?!
無知な私には
これなら!煮る方も煮られる方も
どちらも死んでしまうような気がするのですが
すると!勝者は別にいるということじゃないですか。

どこかの国に内紛があれば
裏から両者をけしかけて
両者を疲弊させて
なにかをたくらむように。



なんて生産性のないことを考えていたら
大豆が出てきました。
いつからあったものか分かりませんが
乾燥ものです、、、気にすることもありますまい。

賞味期限や消費期限の過ぎたものなら
台所をかきまわせば
香辛料や調味料がどんどん出てきます。
blogチリビーンズ1.jpg

自称・高級割烹の冷凍庫の底から出てきた
霜で固まった豚肉・スペアリブ。

そんなに古いものじゃありません。はは。
使い道がない?!
ないのならもらいますが。

最近!
どういう訳かスペアリブばかり到来します。
ま!考えるより!感謝しましょうか。

1 度茹でこぼしてから
大豆のもどし汁で煮ます。
出てきた香辛料やら
野菜くずをテキトーに加えます。

スペアリブが柔らかくなったので
香味野菜は捨てて
大豆を加えて煮ます。

タイのスイートチリソースを 1 瓶全部。
ホールトマト(缶)少し。
コチュジャンも 1 瓶全部。
七味唐辛子も 1 瓶。

1 瓶といっても上の画像の大きさですよ。

その他!香辛料はテキトーに。
五香粉とかの中華系は少々。
あまりにも個性が強いので
取り返しのつかない味になりますから。

昆布を落としぶた代わりにおいて 1 時間加熱。
醤油で味を調えます。

チリコンカン風チリビーンズ。
blogチリビーンズ2.jpg

スイートチリソースの甘い味がよろしい。
辛いことは辛いですから
よいこはマネをしない方がいいかな。



煮汁で
冷蔵庫の隅でミイラになる直前の大根を煮れば。
blogチリビーンズ3.jpg

なかなか。
自分でほめなければ!だれがほめる。

だれか有名な人がいっていたような。
「チリコンカンに豆を入れるのは邪道」だと。

ま!どっちでもいいです。
大鍋いっぱいのチリビーンズ。
当分!お惣菜に困りません。はぁ。



(追記)
3 回食べて飽きて
4 食目にゆでたまごを煮込んで 2 食
6 食目からカレーにして 3 食
3 日で完食。
貧乏人は忍耐強い。
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