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天狗杉の栗ごはん [七面鳥六目半ごはん]

花背(はなせ)峠。
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ここは旧街道ですね。
近くのくねくね度が日本一(?)の国道に
花背峠がありますから
旧・花背(脊)峠かな。
叡山電車・鞍馬駅から歩けば
2 時間もかからず到着できますが。

記憶にないんですよね。

雪の中でこの辺で迷ったことがあったような。
その程度の記憶。
迷ったのは二ノ瀬の方だったかも。
頼りないこと!はなはだしい。あは。

なかなか知名度の高いところでしょうか
この日は平日なのに
ふた組か三組の
ハイキングの団体が入り混じっています。

ここが標高 750m 。
さらにこの上の 837m の天狗杉に向けて
急坂をみなさんが登って行きます。

その天狗杉。
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杉?!
杉がないんですが。



クリ(栗)の実が転がっています。

顔を上げればクリの大木が多くあります。
木は大きいけど実は可愛らしい。
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シバグリ(柴栗)ですね。
クリの木は「柴」だったのでしょう。
童話によく出てくる
「おじいさんが山へ柴刈りに行く」柴。

「桃栗三年 柿八年」ということは
成長が早いのでしょう。
それで薪炭のいい材料になるのですね。
実を包んでいるイガも利用したらしい。

建築や舟車や
彫刻にもなくてはならない木だったのかも。
落ち葉やイガは腐葉土の材料にも。

滋賀県に産出の多かった枕木用のクリ材も
シバグリだったのでしょうか。(拙ブログ 2014/08/07



ハイキングはさておいてクリ拾い。

小さいですね。
100 円玉と比べてもミニミニ。
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イノシシがかじったようなものや
もう!クリミガやゾウムシが入ったような
穴のあるものも多数。

「柴栗も時がくるとはじける」ということわざ。
ふと!思い出したりして。

小さな娘も年ごろになると!ということでしょうか。
それとも山家の娘のことでしょうか。
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どんな深いうんちくがあるのかどうか。
イガを見ていたら
なんとなく!納得できるような!できないような。



帰宅して
シバクリを水に浸けて様子を見ます。
浮いたものは捨てます。

実は沈んでいても
虫だけ出てきたりします。
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爪楊枝の先ほどの幼虫。

水で柔らかくなったクリの鬼皮をむきます。
が!
渋皮までむけません。
むいていたら!可食部がなくなりそう。

フライパンで煎ってみます。

渋皮が焦げて!少しははがれて落ちました。



焼いたクリと
油揚げとエノキダケと人参を洗い米に加え
水代わりに赤ワインを入れます。
塩と昆布を入れたらスイッチオン。

この秋
初めてのクリごはん。
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赤飯みたいでしょ。
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