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松尾大社から馬の背ハイキング [野道!山道!恋はけもの道!]

阪急・松尾大社駅のすぐ前に
松尾大社があります。
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酒造りの神さまとして信仰を集めています。

枕草子に
「神は松の尾」と書かれている古い社。

ここはまたヤマブキ(山吹)の花の名所。

ヤマブキといえば
なごんちゃん(清少納言)が
中宮・定子(ていし)のカタキの
彰子(しょうし)側についたとのウワサが流れ
悲しくて引っ込んでいたら
定子から手紙がきたとか。

なにも書いてなくて
ヤマブキの花が一輪入っていたのです。

「口なし」ですか。
「なにもいわなくてもいい!」
「私は信じているから」ということ?!
泣けますねぇ。
私はここを読むとき
涙が流れてやみません。

でも!それは
なごんちゃんの後世の創作だという人もいますがね。
秋の日のことですから!花の季節じゃないと。

ヤマブキは年中咲いていますけどね。
花の多寡はともかく。

伝本によって違いますけど
136 段あたりにありますので読んでみてくだされ。
賢姉・大兄の解釈は違いますかも。



松尾大社の向こうの松尾山には登りません。
基本的に「しんどい」ことは避ける怠けもの。

東海自然歩道を南に進みます。

月読(つきよみ)神社の月延石(つきのべいし)。
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石を撫でれば「子授け」「安産」の霊験あらたか。

白い石は祈願石。
お詣りする人が書きます。
社務所にあります。
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ここのおみくじは巾着袋に入っていました。



鈴虫がいるという寺には佃煮にするほど
ちゃらちゃらした人がはなやいであふれていました。
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ショーバイ上手な寺です。

昔!鈴虫が増えて増えて
飼育箱が 25 箱以上になり
たぶん 1 万匹以上になって
飼育法にいろいろ疑問が湧いたので
訪ねたことがあります。

どのお坊さんもちゃちなグッズを売ることに専念。

教えを乞うても鼻の先で笑われ!無視され!
重ねて問うと怒声になり!
尻軽芸能人の名前を次々にいって
それらが買ったという
つまらんものを早く買えというばかり。

僧侶の格好をしていましたが
歩合の販売員だったのかも知れません。

見ると!
私の飼育環境より悪い中で
鈴虫がさめざめと泣いて!いや!鳴いていました。

これが日本の宗教界の現実かな。



苔の庭がある寺。
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予約なしでは入れません。

悪態つきついでにいいますが
江戸時代に荒廃し
枯山水の庭園も手入れができず
苔におおわれてしまったとか。

明治の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)で
ますます窮地に陥り
食べるものにも事欠いて
天竜寺に無心しに行って糊口をしのいでいたとか。

それがその苔で観光客が押しかけるようになると
みなさんの恩を忘れ
花街で遊び呆けるようになったとか。

そんなウワサを聞きましたよ。

たしか!今東光がいっていたような。
間違っていたらごめんなさい。



地蔵院。
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竹に囲まれた寺。
入山料が必要なので通り過ぎます。

ん?!
「唐櫃越(からとごえ) ハイキングコース」!?
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「京都市内を一望できます」
いいじゃないですか!
東海自然歩道を離れ!衝動的にそちらに。



竹林に出ました。
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上りばかりじゃないですか。

やがて!やせ尾根です。
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竹林はなくなったのですが
やっぱり!馬の背です。
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どうしてこんな道だけなんでしょう。
面白いけど!低山で不思議です。
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今にも崩れてなくなりそうな小道がつづきます。

考えたら!松尾山を敬遠して
結局こちらで大汗を流すことに。
バカ丸出しの人生。
悪口ばかり思い起こしたから
バチが当たったのかも。

ごめんなさい。

あ!木々のすきまが荒くなったところに。
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京都タワーが見えます。

これだけですか!
ちょっと!がっかり。



もういいです。

「野鳥遊園」の案内板の矢印の方へ下ります。
これが急坂。
ころがり落ちたら!
確かに桂坂野鳥遊園というところへ。
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林と水場があるだけですが。

身を隠して観察できるようになっていました。
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(敬称略)
タグ:枕草子
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