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きららに乗って貴船へ [町道!街道!眠り未だ足らず]

あ!
「きらら」が停まっています。
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叡山電鉄の出町柳駅。
通勤電車と違い
観光用(?)に整えられている車両でしょうか。
通勤・通学で乗っても構いませんが。

導入された当時にはあんまり運行していなかったのか
そんなに見かけなかったような。
今は 1 時間に 1、2 本あるみたい。

2 両編成で 2 本
色違いの電車を走らせているようです。

あわてて乗ります。
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あわてることもないですね。
紅葉の季節には大変な人気を呼ぶのでしょうけど
この端境期にはがら~ん。

鞍馬(くらま)の方に向かって
前の車両では右側
後ろの車両では左側に
窓向きシートが配置されています。



この季節には特筆するような景色もないまま
どんどん山の中に。

終点の鞍馬のひとつ手前の貴船口(きぶねぐち)で降りました。

降りた電車を見送ります。
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全然!特別電車という装飾がありませんね。
日本の古都・京都ですから
ラッピングの規制が厳しいのでしょうか。

鞍馬川のそばで見ていると。
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あれ!?
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この車両なんか結構ハデに描かれていませんか。

特別!電車が好きではないので
むしろ!乗りもの酔いする体質なので嫌いですので
深く知りたくはありませんが。



貴船口の駅の下で鞍馬川と合流している
貴船川をさかのぼりましょう。

蛍石。
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ホタルの姿をしている訳じゃありません。
ホタルの名所だそうです。

後拾遺集に和泉式部の歌があるからかも。

  ものおもへば 沢の蛍もわが身より
  あくがれいづる 魂(たま)かとぞみる

「男に忘られて侍るけるころ貴船にまゐりて」
「御手洗川に蛍のとび侍りけるをみて」の
詞書(ことばがき)があるそうですよ。

「和泉式部日記」以後のことでしょうか。

弾正(だんじょう)宮と
さらにその弟の帥(そち)宮と
腰が抜けるほどの激しい不倫の果ての歌かも。



烏帽子(えぼし)岩と書かれていますが。
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あの流れの中のただの石がそうでしょうか。

貴船神社の参道。
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紅葉の季節にだれかをさそってきたいものです。
石段を上る元気が出ないので通り過ぎます。

細い道沿いに料理店や旅館がひしめいています。

貴船菊の季節。
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シュウメイギク(秋明菊)をここではそう呼んでいます。
赤系統の色が基本色じゃないでしょうか。
白色がすがすがしいですが。

どの店も
川の上に設置していた床を取り払う工事中。
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来年までせせらぎにもどります。

ちなみに「川床」を
ここ貴船では「かわどこ」
京都市内の鴨川では「かわゆか」と読みます。

絶対!貴船の「かわどこ」の方が涼しいです。

来年!お試しあれ。



貴船神社の奥宮。
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少女が!おね~さんかも
ひとりぽつんと座ってもの思いに沈んでいます。
じゃましないように!ここで引き返します。

再び!きららに乗って帰ります。
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紅葉の季節に出直します。
あなたと。
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