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うんざり!猿が笑う夕日 [不謹慎ですが、、、]

秋深し!つるべ落とし。
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ああ!今日もむだに生きて。
うんざり。

なにやらむ 思ひあがりて 眼も見えず
  秋の入日の 街をいそぎぬ

若山牧水の歌。
100 年前の歌。

私にはいそぐ用事もないけれど。
うんざりすること!多いですね。


○ ○ × ○ ○ × ○ ○ × ○ ○ × ○ ○


乾杯するときにカチンコしたがる人。

盃やらジョッキをカチンコするのは嫌いです。

河原でファミリーで遊んでいるのなら好きにして。
ではなくて!ちょっとかしこまった席でも
全員とカチンコしなければ飲まないヤツ。

大向こうから迂回して歩いてきて
わざわざカチンコしにくるヤツも。

仲間になりたくありません。


○ ○ × ○ ○ × ○ ○ × ○ ○ × ○ ○


エレベーターで「どうぞ」という人。

最終階だから!その人も降りるはず。
大きな荷物を抱えて
狭いエレベーターの奥にいる私に
出口近くの人が「どうぞ」と
先に出るようにいうのはなんなのでしょう。

前にあなたがいるから出にくいでしょうが。


○ ○ × ○ ○ × ○ ○ × ○ ○ × ○ ○


TVの歌番組で
スポンサーのファニーフェースの
女社長が歌っています。

歌手ですって!?あの顔で。
顏と歌とは関係ないでしょうけど。

マイナーなTV局ですが
それでも!公共の電波。
カネ次第とは!恥もなにもない。


○ ○ × ○ ○ × ○ ○ × ○ ○ × ○ ○


枕草子に
「すざましきもの」の項がありました。

橋本治は「うんざりするもん!」と
訳していますが。(桃尻語訳 枕草子)

昼吠える犬!
牛に死なれた牛飼い!
火がおきてない火鉢!なんかがありますが。

その後にある「にくきもの」の方が
「うんざり」のような気もしますが。

「急の用事があるときにやってきて」
「長々とおしゃべりするお客」とか
「ねむたくてたまらないのに」
「蚊が顔のあたりを飛びまわる」とか。(石田穣二訳)


○ ○ × ○ ○ × ○ ○ × ○ ○ × ○ ○


唐突ですが
「にくし」といえば徒然草に
「いかなる女なりとも明暮そひ見むには」
「いと心づきなく」「にくかりなむ」なんてありますね。

どんなにいい女性でも毎日いっしょにいたら
気に入らないこともあり
「にくく」なることだろう!ということですかね。

これなんか「にくし」を
「うんざり」と訳していいような。

はなしが澪(みお)をはずれますが
それならば!男と女はどうしたらいいの?!

住居を別にして
ときどき通って行けば
年月が経ってもその間柄は長くつづく!と
吉田兼好(1283 ~ 1350)は
諭(さと)してくれていますがね。

そうです!
ハイキングの相棒の
アラフォー(around 40)の発情おね~さんにもの申す。

あなたの恋が成就しないのは
やたらかれと過ごしたがるからでは。
押せ!押せもほどほどに。

ちょっと離れていたら
かれが燃えて!飛んできますよ。

ん!?
そのまま別れてしまったことが多々あるって!?


○ ○ × ○ ○ × ○ ○ × ○ ○ × ○ ○


それにしても牧水は
うんざりする歌ばかり詠んでいますね。

秋の入日 猿がわらへば われ笑ふ
  となりの知らぬ 人も笑へる

なんなのでしょう。

私も猿のように笑ってみましょうか。
はは。
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(敬称略)
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