雨の飯盛山

「私は飯盛山に行くつもり」

問われるままに半ば無責任に答えていたものの
早朝から大雨。
前日！夕方パーティ
夜はイベントのお手伝い。
疲れた！山行はとり止め！朝寝坊と決め込もう。

そこへでんわ！メール！またメール！またでんわ！
「いっしょに行きます」って？！

あん！？
雨が降ってるよ～！
それでも行くの？！
え！もう野崎駅に着く人もいるの？！

いそいで身支度して
コンビニでおにぎりを買って
電車に飛び乗ります。

ＪＲ天王寺駅で落ち合い！
ＪＲ京橋駅でまた人を拾いながら！
先行の人が待つＪＲ野崎駅へ。

なんでこんな日に！家を追い出されたの？！
高齢の人がほとんど！？
その数 10 人の男女。

ええい！
行きますよ！死なないでね！



野崎観音です。


お染久松の供養塔にお参りして
裏山にかかります。
上りばかりです。
その中で吊り橋は楽しいよね？！


雨がざんざか！楽しい訳ありません。

辻の新池。


みなさん！黙々と通り過ぎます。
雨脚は強いまま。

飯盛山の頂上の雨が避けられる展望台で
ランチの予定でしたが
そこにはトイレがありません。
年寄りを伴えば余計にその心配しなければなりません。

予定変更！
山の下の大東市青少年野外活動センターで
ひとり 200 円出して
屋根つきのテーブルを借ります。
16 卓もあるのに私たち以外にだれもいません。

横の自炊場。


20 を越えるかまども
2 組が利用しているだけ。

雨の日は寂しい。



食事していたら
上り道でかいた汗が冷えて寒い。
食事もそこそこにまた歩きましょう。

浮き島ですよ。


はいはい！だれも説明を聞いてくれませんね。
濡れて不機嫌ですね！はは。

楠公寺を通って一気に飯盛山の頂上に。


楠木正行（くすのきまさつら）が濡れています。

世の中の常識が変わって
英雄の座から降りて！寂しそう。



山を降ります。

大正 13 年（1924）に建立の「飯盛山史蹟」の碑。


90 年前にはありがたい文句だったのかも。
読みもしないで通り過ぎます。

小休止すれば寒いけど！
小休止して水分補給させねばなりません。

ふもとは雲の中。


山柿の実が。


だれも取らないのなら
2、30 個もらって干し柿を作りますか。
みんなで協力して試みるものの
高くて！取れそうで取れません。

あきらめて！
つるべ落としのような急坂を下ります。


急坂がずっとつづきます。
みなさん！丈夫ですね。
ころがるように早足で落ちて行きます。

私は痛めていた左足をかばっていたら
右足ががくがく！
こちらも痛くなり！最悪の殿（しんがり）。



四条畷（しじょうなわて）神社まで降りてきました。


忠君愛国時代の英雄・楠木正行が主祭神。

七五三の晴れ着のこどもたちが
雨を避けて！きゅうくつそうに歩いています。

四条畷神社の 1km ほどのまっすぐな参道を
突き当たれば楠木正行の墓所。


最寄りのＪＲ四条畷駅でハイキング終了宣言。

終了宣言したら
とたん！雨が小降りになりました。あ～あ。