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望郷 更科のランチ [昼定食]

大阪市住吉区の海苔製造販売店から
工場の直販セールの案内がきたので出かけます。

住吉区と阿倍野区の境界線上で
行ったりきたりしていたことがあります。
なん度も引っ越していると
どんどん引っ越し貧乏になりました。

海苔店はそのとき近所にあったのです。

地下鉄(JR)長居駅から歩けば神社があります。
blog神須牟地1.jpg

「神須牟地神社」ですか。
blog神須牟地2.jpg

「かみすむちじんじゃ」!?
初めて知りました。
神社の名前も気にせず境内によくきていました。

「すむち神社」といえば
隣の東住吉区にもありましたね。
中臣「須牟地」神社が。(拙ブログ 2011/11/19

そちらの方は大化の改新の立役者
中臣(藤原)鎌足の縁のある神社でした。
こちらの祭神は
大己貴命(おおなむろのみこと)?!
中臣家と縁があるのかどうか。



海苔店のアウトレットは
いいものが安いのかも知れませんが
安売りスーパーばかりに通っているので
安くても私には金額が張っていますね!
買うものがありません!はは。

だし昆布を買っただけ。



このあたり大阪府立病院(のひとつ)界隈は
なつかしいけど気恥ずかしい。
必要なければきたくありません。
昔や昔過ごした地を恋しがる心情は
人より希薄なのかも。

故郷に帰って住みたいとか
ふるさと自慢する人が少なからずいますが。
その人たちは満ち足りた人生なんでしょうなぁ。

私はまったく逆です。
数々の不義理や迷惑をかけたことが心に刺さり
故郷や昔の地には行きたくなんかないです。
しゃべりたくもなく!
もちろん住みたくもないです。

すんごくエラくなって
いわゆる故郷に錦を飾るときには
どうか知りませんが。



中国の詩・漢詩には「恋」や
「淫行」の詩はなかなか見あたらないのに
「望郷」の詩はとにかく数多(あまた)ありますね。

たとえば
李白(701 ~ 762)の詩「静夜思」は。

牀前看月光(しょうぜん げっこうをみる)
疑是地上霜(うたごうらくは これちじょうのしもかも)
挙頭望山月(こうべをあげて さんげつをのぞみ)
低頭思故郷(こうべをたれて こきょうをおもう)

なにか!李白らしくないような。
奔放に自由に情熱的に放浪している李白でも
「望郷」とは。

私は「故郷」より
知らない地で新しい恋がしたい、、、
なんてね!分不相応なこと。



それで
昆布を抱えてとぼとぼ。

あ!「更科」!
よくランチしたところ。
blog更科1.jpg

日替わりのランチをいただきます。
blog更科2.jpg

今日は木の葉丼とかけそば。

580 円です。
値段は昔と変わっていませんね。(拙ブログ 2010/03/06

すごい努力ですね。



(漢詩の読みは駒田信二著/漢詩百選 人生の哀歓/参照)
(敬称略)
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