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貴船の紅葉 2014 [みんなで歩けばこわくない]

「貴船(きぶね)?なん度か行ったよ」
「(オトコに貢がせて?)アユ(鮎)の塩焼きを食べた」
という厚顔なアラフォー(around 40)の女史もいます。

貴船のアユの塩焼きは高価で有名です。

今日の同行のおね~さんは
貴船をまったく知らないといいます。
その方がだましやすい!
じゃなくて!
さわやかに歩を進められそう。

初めてなら心がより高揚できるように
叡山電車の観光用車輌「きらら」で行きましょう。

2 輌編成で 1 輌に 8 席
窓に向いた席があります。

げ!
30 分先に発車というのに
観光客が押しかけていて
窓に向いた席にも前を向いた席にも座れません。
立ったまま行かねばならないとは。

紅葉(もみじ)のトンネルをくぐって行きますが。
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なんとなく面白くありませぬ。



貴船口駅で降ります。

駅の下で鞍馬川と貴船川が落ち合っています。
貴船川をさかのぼります。

貴船神社近くの
料理旅館街(街というほどの規模じゃないですが)まで
路線バスがありますが
バス賃 160 円節約して歩きますよ。
ちまちま節約して
大きく損をするのが典型的な貧乏人です。

ときどき霧雨!
恋人同士で歩けば思い出がしっとり濡れるはずですが。
渓流に紅葉が散っています。

  木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ

「あ!知ってる」

加藤楸邨の句です。
知らないのなら私が作ったような顔をするのに。

  もの思へば 沢のもみぢも わが身より
  あくがれ出ずる 玉かぞと見る

「ここに書いてる!」
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バレましたか。
だれが名づけたのか!蛍石(ほたるいし)です。

  もの思へば 沢の蛍も わが身より
  あくがれ出ずる 玉かぞと見る

和泉式部(976 ? ~ 1036 ?)の歌をパクリました。
すみません。



貴船神社に着きました。
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水占(みずうら)を試します。
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あ!大吉!
「安産 やすし」ですか!
早く生んでください。

あなたの肩に魚屋の店員のおに~さんの霊が見えます。
その人の子をみごもったらどうですか。

「どこの魚屋さんよ~?!」

奥の宮まで行きますよ!上りばかりですが。
この道は「恋の道」と命名されています。

中の宮は「いわなが姫」が御鎮座されていますが
拙ブログ 2007/10/11
私が古事記のこのはなしを始めたら長くなるので
飛ばします。



「思ひ川」です。
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なんの変哲もない
夏きたら水さえない小川ですが「思ひ川」です。
恋人同士ならしみじみながめられるのですがね。

奥の宮でランチしましょうか。

魔法瓶に小さな小さなクモが。
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お湯を入れてきたのであたたかい。
恋人にはぐれたのなら
晩秋です!あたたまって行ってね。

境内の「連理の杉」?!
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杉の木に楓(カエデ)の木が重なっています。

貞明皇后(1884 ~ 1951)が
夫婦和合の木として絶賛したとか。
異なる木が無理にくっついているようで
私は生理・生殖に反していると思いますがねぇ。



あ!貴船菊。
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秋明菊をここでは貴船菊。
1 輪だけ残っていますね。
残っている花も!やがて散る花。
あなたのように。
あ!いや!晩秋のもと!凛(りん)として美しい。

昔!児童たちとランチをした貴船川の河原に
もう!冬いちごが赤くなる季節。(拙ブログ 2007/10/10
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落ち葉!降りやまず。
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(敬称略)
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