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行きたくないカラオケ [小市民ぼうちぎり]

刑務所で嫌われる受刑者を
調査した人がいましたね。
その順位は。(2011/03/どこかで聞きました)

① 密告者
② うそつき
③ 見栄っ張り
④ 粗暴な者
⑤ 根暗

あまり変わらないですね!一般社会と。
だいたい私の性格ですが。あは。
その機会が生じたら、、、
肝に銘じておきましょう。

そこには行きたくはありませんが。

刑務所同様に
行きたくはないところは
カラオケのあるところ。

行かないのにおせっかいですが
カラオケで嫌われるのは。(2012/12/民放TV局調査)

① 人の歌を聞かない
② 初めからバラードばかり歌う
③ 人の歌に勝手に参加する

たしかに人の歌に勝手に参加したのが原因で
「けんかをした」とときどき聞きますが。
「参加」ならともかく
「この歌はこの店ではオレの歌!」
「オレ以外の人は歌っちゃいけない!」と
勝手にルールを決めている阿呆もいるそうな。

そんなことで店の外にまで出て
つかみ合いをしているところに遭遇したら
どちらかが死ぬまで頑張れ!と
応援!期待してカメラを握っているイケナイ私です。



「人の歌を聞かない」で思い出したのですが
あるTVのカラオケの番組のテーマソング。
歌詞に
「人の歌には迷惑な顔をして」
「自分の歌には酔いしれる」とかありましたね。

「肌に粟を生じる」思いがして
チャンネルを換えたのはいうまでもありません。
カラオケ好きの大半は
こんな歌に違和感がないんですかね。

ちなみに「鳥肌」のことを
ここ大阪では「さぶいぼ」といっていますなぁ。
「さぶいぼ」という単語そのものが気持ち悪い。
最初聞いたときにはなぜか「鳥肌」が立ちました。

それならカラオケボックスで
自分ひとりで歌っていたらいいのに。
現実にそんな人が増えているようですが。



「面白くない」

数万円も出して
広くもない応接室を
カラオケルームにしたというおじさん。

ひとりで歌っていたらしいのですが
「面白くない」
1 週間ばかりで投げ出してしまったとか。

あるとき!大きな酒場。
生バンドの演奏がありました。
ハワイアンかなんかだったと思いますが
そのおじさん!舞台に上がって
「吉幾三!演奏して」

??!

「ワシ!歌うわ 1 曲!」

店長に引きずり降ろされていました。

音感の欠如した私が聞いても
無茶苦茶ヘタなおじさんなのに!?
どうして人前で歌いたがるの?!



親の遺産を継いでの大金持ちを鼻にかけている人が
機器だけで数百万円かけてカラオケルームを造って
近所の人や知人を呼んでいるそうな。

飲みものや菓子をたくさん
無料で提供しているらしい。

「みんなで楽しく!」といいながら
大旦那がヘタな歌を歌いたがるばかり。
まるで音痴のワンマンショー。

おつきあいで行っていた人もひとり減りふたり減り。

「面白くない」

まるで落語の「寝床」ですね。



「寝床」は別名「寝床浄瑠璃」というように
浄瑠璃!義太夫節が盛んだったころの
上方(大坂)ネタですが。

大家の旦那が義太夫節を披露したがるけど
あまりにも聞くに堪えないのでだれも喜びません。

そこでおどしたり
酒や肴や菓子を並べたりして
客を釣る噺(はなし)です。

最後は
御簾(みす)の内でうなっていた
旦那が気づいたときには
小僧ひとりを残して!みんな寝ていたのですが。

なかなか現代では笑いが取りにくい。
五代目・古今亭志ん生(1890 ~ 1973)のオチは
もっと能動的!

たったひとりになった聞き手の番頭を
語りながら追いまわします。
番頭が蔵に逃げ込み
内からカギをかけると
はしごをかけて
高い蔵の窓から語りかけます。

蔵の窓は小さい。
そんな上部から
調子のはずれた義太夫節を大音量で吹き込むと
その雑音は蔵中に渦を巻き
番頭は狂乱するというすざましいもの。

このくだりが私は好きですが。



くだんの現代の大旦那の「寝床」はアルコール禁止。
「かしこまって聞け」ということらしい。

寝ることもできません。

「だれが 2 度と行くもんか」と
改築した大工の棟梁がいっていました。



「もう!あのスナックには行かない」
なんてウワサも聞きましたが。

ママの愛人(?)がマスターヅラしているそうな。

客がくると
歌い出すのだそうな。
そして!延々と。

歓迎しているつもりなのか
場を盛り上げているつもりなのか。
客の歌う暇(いとま)も与えず
ひとりで歌っているとか。

行きたくないですねぇ。

最近だれもこなくても
ひとり大音響で歌っているそうな。



(敬称略)
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