SSブログ

野島断層 20年目の寂しさ [野道!山道!恋はけもの道!]

冬の「あわじ花さじき」です。
blog01.jpg

甲子園球場の 4 倍ばかりの面積の丘です。
兵庫県が
明石海峡大橋の開通(1998/04)に
合わせて造った公園らしい。

冬は頂上付近のこのあたりだけ咲いていました。



淡路島を北の端の岩屋港から
とぼとぼと南下したのですが
静かですね。

雑木林の中に
「売り不動産」の看板が色褪せたりしています。
blog02.jpg

貸農園らしきもの。
blog03.jpg

ニワトリの農場の跡かな。
blog04.jpg

たぶん!明石海峡大橋でつながれば
「ヒト」が押しかけてくると踏んだのでしょうね。

思惑はことごとくはずれて
冬の風が冷たい。

「あわじ花さじき」のそばの牧場では
「牛」さんたちが呼んだら走ってきましたが。
blog05.jpg

これまた静かな「北淡自然休養村センター」!
blog06.jpg

淡路市が運営しているのでしょうか。
寂しいのは季節のせいばかりでもないような。



この日(2015/01/17)は
阪神・淡路大震災から 20 年目。

淡路島でも犠牲者がたくさん出ています。

でも!
こちらではこれといった慰霊祭を聞きませんね。

神戸市は朝から大変!てんてこ舞いの様子。
淡路島のなん百倍もの人が
犠牲になっているからでしょう。

しかしね!
なん万人といっしょに殺されても
たったひとりで死んでも
その個々の悲しさや
命の重さは変わらないと私は思うのですが。

多数なら丁重に慰霊して
少数なら犬死に扱いですか。



大きな風力発電の風車が回っています。
blog07.jpg

北淡震災記念公園。
だれが運営している公園なのか
表には顔が出ていませんが。

「野島断層保存館」があります。

平成 7 年(1995) 1 月 17 日に発生した
M7.3 の「兵庫県南部地震」によって
野島断層が 10km にわたって大きくずれ
それが「阪神・淡路大震災」を引き起こしたのですね。

その断層のずれをそのまま保存しています。
blog08.jpg
blog09.jpg
blog10.jpg
blog11.jpg
blog12.jpg

人間の「おごり」なんて
地球がため息ひとつつけば
吹っ飛ぶほど軽いものですね。



明石海峡大橋までバスで帰ってきました。
blog13.jpg

夕陽が沈みます。

1995 年の大震災。
その 3 年後の大橋開通。

暗い世相を吹き飛ばして
淡路島はバラ色の夢に酔ったのかも。

しかし!はかないものですね。
淡路島は便利になったため
通過点でしかなくなったのでしょうか。

今回!北淡を少し歩いただけですが
なにか!
私と同じ匂いのする寂寥感を感じて
夕陽に立ち尽くしてしまいました。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感