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冬の京都御所 [平安京有情]

京都御苑です。
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広いです。
松と砂利(じゃり)ばかりです。
あ!砂利などと
下衆(げす)なことばはいけませんか。
白砂の世界です。

冬は松と砂利ばかり目立ちますが
広い園地には花のきれいな木も多いはず。
早咲きの花梅が咲いていました。
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京都御苑の中の京都御所に参ります。
御所にはいくつか門があります。
それぞれの身分によって
使える門が決まっていたようです。

アラフォー(around 40)のおね~さんは
清所(せいしょ)門から入場していただきます。
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ふらちものですから。

「え!?」

日夜!オトコをたぶらかしているのを
世間は知らないと思っているのか!?

「日夜!不謹慎なのはあなたでしょ!」

逆(さか)ねじを食わされました。
今日は手ごわいぞ。
それはともかく!シモジモのものは
一番格下の清所門から入ります。
御所は桧皮(ひわだ)葺(ぶ)きが基本ですが
清所門だけは安価な瓦屋根です。



御所の中もやっぱり松と白砂です。
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御所の南の端
右に正門に当たる建礼門
左に正殿に入る承明門。
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春と秋の一般公開時には
佃煮にするような多くの人がひしめいていますが。

承明門越しに見えるのが
正殿の紫宸殿(ししんでん)ですよ。
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紫宸殿の前には左近の桜!右近の橘ですね。
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平安時代の初期までは
「左近の梅」じゃなかったですか。
ということは!そんなに古い様式でもないのかな。

橘を囲っていますね。
風除けしなければ枯れるのでしょうか。



こんな垣!私好み。
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萩の枯れ枝で作ったのでしょうか。

清涼殿の庭。
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これで夏が涼しいのでしょうか。
冬は寒々です。

蹴鞠(けまり)の庭もやっぱり小石だらけ。
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御内庭(ごないてい)にも水があります。。
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池というより小川かな。
曲水の宴をしていたのかも。

常緑針葉樹は松ばかり気になっていましたが
杉も桧もありますね。



御上段の間は廊下の入り口から高いのですね。
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中段!下段と低くなっているのが面白い。
あたり前といえばあたり前ですが。

1 周 1 時間でした。
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一般公開のときには
人波にもまれて
あっという間に押し出されてしまいますが。
粛々と歩きたい人には
冬の京都御所!おすすめです。
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