馬見丘陵の冬の古墳

冬の馬見（うまみ）丘陵公園にやってきました。

奈良県の広陵町と河合町の境界にある
県営の大きな公園です。

この丘陵は古墳群かな。
冬は地形が分かりやすいような気もして
今にも泣きだしそうな空を気にしながら
南から北へ歩いてみます。

巣山古墳。


堀がきちんと残っている
この公園の中では一番大きそうな前方後円墳。

横の丘は三吉２号墳？！


芝生の丘にしか見えませんが。

芝生につづいているくさむらは佐味田狐塚古墳


帆立貝形のきれいな前方後円墳だったらしいのですが
古墳の真ん中を掘り下げて真っぷたつ！
車道が走っています。
なにをすんねん！

隣接して大きなかぐや姫がいます。


そこは竹取公園。
馬見丘陵公園ではなく広陵町の公園。

あ！今まで気づきませんでしたが
「かぐや姫由来の地」という讃岐神社が！？


どんな由来か知りたいとも思いませんが
大きな森を持つ神社です。



馬見丘陵公園は広大な面積ですが
それでも馬見古墳群の一部らしい。
ここに河合町！広陵町！
大和高田市！川西町！香芝市にわたる
奈良盆地の西南部の有数な古墳群が存在するとか。

馬見丘陵公園は地理から分類して
その中の中央群らしい。

では！再度入園して北へ進みます。

上池の横に倉塚古墳。


別称・スベリ山古墳とは名は体をあらわしているのかな。

隣に一本松古墳。


松はないけど落葉樹のこずえが高く！春は遠そう。

上池をう回してナガレ山古墳へ。


東側半分の葺石（ふきいし）を復元（？）していますが。


西側は予算の関係かどうか知りませんが。


もっとも！葺石をコンクリートなんかで固定したりして！
これって！築造時の姿かどうか？！



公園館かな！ふしぎな建造物。


冬の「流れのある坂道」に水はありません。


横に別所下古墳があるはずなのですが
いつも忘れて
今回もなんのちゅうちょもなく通り過ぎれば
「古墳の丘」に出ます。


なんの変哲もない丘ですが
カタビ古墳群とか名づけられていて
三つの古墳が眠っているそうな。

好感の持てる木道が造られています。


左が乙女山古墳。
帆立貝形の立派な古墳らしいのですが
ただのブッシュにしか見えませんね。

春を待つバラ園の向こうの乙女山古墳。


たしかに大きな古墳ですがね。
もったいない！なんとかしたらどうですか。



北エリアに入ります。
昨年の秋に花を見にきたダリア園。


妙にさっぱりと！これはこれできれいですが。

やはり！
アラフォー（around 40）のおね～さんと遊んだ
集いの丘。（拙ブログ 2014/10/14）


パンジーが震えています。
秋にまたこられたらいいね！生きていたらね。

池上古墳。


春にはバードウォッチングでもしたいもの。



これで公園の古墳はおしまいかな。
1km の緑道を歩いて帰ります。

あれ！まだ古墳らしいもの。


馬見二ノ谷遺跡と書いてありますが。

秋にクヌギ（櫟）のどんぐりを
みんなが拾ってくれた道。（拙ブログ 2014/10/25）


なかなか散らないクヌギの枯れ葉。

枯れても散らない名残りがいいのか
未練を断ち切り！病葉（わくらば）と思ったら
早く散る方がいいのか！
よく分かりませんが
この緑道は「なごみの道」と命名されていました。



天候が悪化しそうなので
近鉄・田原本（たわらもと）線に乗ります。


のんびり！単線ですね。