SSブログ

いかなごの季節!元祖・釘煮 [みんなで歩けばこわくない]

各地で「いかなご(玉筋魚)」漁が解禁されました。

「いかなご」は北方系の魚でしょうけど
瀬戸内海の風物詩にもなっていますね。

大正の終わりから昭和の初めころの
食生活の記録の
「聞き書 兵庫の食事」の
「瀬戸内沿岸 明石 の食」によると
2 月末から 5 月にかけて
浜はいかなご漁で大にぎわいだったようです。

「漁師は冬の間の借金をいかなごで払う」
といわれたりしたそうな。

関西の瀬戸内海沿岸では
「釘煮(くぎに)」の話題だらけ。

釘煮とは!基本的には
いかなごの新子(この冬生まれたものかな)を
醤油と砂糖と水飴(みずあめ)だけで
水は加えず
形を崩さないようにそっと煮つめて
仕上がりが錆びた古い釘のように見えるものですが。

釘煮の発祥の地と名乗っている
神戸市の垂水(たるみ)漁港も
2 月 26 日に解禁したようです。



春うらら。
垂水漁港に「いかなご」散策に行きませんか。
恋人岬を通ってね。
最近!この周辺をよく歩いていますけどね。

「だれと?」

今日の同道のアラフォー(around 40)のおね~さんは
初めてだといいます。

そうでしたか?!

え~と!だれとでしたやら!
ひとりで歩いていたのかも。
忘れました。

じゃ!初めてなら五色塚古墳から歩きましょうか。
blog01.jpg

古墳を見るとつい能弁になる
私のつまらん歴史的考察は今日は省略。
過去!アラフォーおね~さんのだれも
まるで聞いていなかったから。

明石海峡大橋をながめていましょう。
blog02.jpg

垂水商店街を横切ります。

さかな屋さんでしょうか。
店頭に無造作に積まれている箱に!
blog03.jpg

「いかなご」がいっぱい残っています。

「もったいない!母と私の 1 食分はあるのに!」

意外と家庭的なことをいいますね。
いかなごの加工は時間との戦いでもあるので
細かいことはいってられないのでしょうね。

JR(山陽)垂水駅前のオブジェ。
blog04.jpg

「いかなご」だといっても
信じないおね~さんもいましたが。

「え?」

いえ!ひとりごとです。



平磯緑地に向かいます。

「ここですか?」
blog05.jpg

埋め立て地にぽつんと立つ「恋人岬」の木標。
blog06.jpg

世界にいくつあるのか知りませんが
たぶん!世界で一番寂しい恋人岬。(失礼!)

ここに大きな鐘を設置して
世界にアピールしたい人たちもいましたが
寄付金の集まりが芳しくないのかな。

沖に平磯灯台があります。
blog07.jpg

明治 26 年(1893)建設の現役の灯台でしょうか。
なんといっても
初の国産セメントで造られたとか。
それが現役というのに感動しませんか。

先ほどの商店街の
「くがのマルヰパン」で買ってきたパン
「いかなごスティック」を食べましょう。
blog08.jpg

いかなごの釘煮が入っています。120 円(税抜)。

平磯灯台の向こうを船が通り過ぎて行きます。
いつか遠くに船旅ができたらいいですね。
愛はなくても肌が合う人と。
あ!私がいうと変な風に取られますが
気が合うという意味ですよ。



正午。
垂水漁港ビル。
blog09.jpg

閑散としています。
昼網のセリがあるのかと期待していたのですが。

横の神戸市漁業協同組合の直売所に行きますか。

元祖(?)いかなごの釘煮を煮(た)いていました。
blog10.jpg

これが新子ですね。
それも!すごく可愛い新子。
blog11.jpg

白いごはんによく合いそうですね。
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理