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猫を埋めたり蒸したり [不謹慎ですが、、、]

新聞もなければ
TVも映らない(拙ブログ 2015/03/12)ので
伝聞の伝聞で
「高校教諭が生徒といっしょに」
「子猫 4 匹を生き埋めした」
というニュースを聞きました。(2015/03/23)

呪術(じゅじゅつ)?!

とっさに呪術的なものか
宗教的な儀式かと思いましたが。



猫を蒸す!

埋めるのではなく
「蒸す」という呪詛(じゅそ)を
思い出してしまいました。

「チュンミョウ(蒸猫)」という呪(のろ)い。
韓国のほぼ全土で行われているようです。
たぶん!昔のこと。
今はどうだか知る由もないですが。

手元に金文洙著/
猫を蒸す/韓国文芸編集部訳/があります。

韓国の現代小説(1971 年発表)ですが。

主人公は 20 歳くらいな男。
死んだ母の妹
つまり叔母!
アラフォー(around 40)の叔母と
ふたりで暮らしています。

あるとき叔母はかれが家にいないとき
ペットの猫のキティちゃんを蒸してしまうのです。

生きたまま釜に入れて蒸せば
猫の魂は鬼神になって
カタキにとりつくと信じられているのです。

かれの生まれた村では
なにかあると猫を蒸して
アダをうってくれと祈っていたそうです。

叔母は
かれに「女」がいると思っているのです。
その女に
キティの死神をとりつかそうとしていたのでしょう。

書かなくてもいいことなんですが
かの女にとって
「叔母」「甥」の関係はもう通り越えて
恋人になっていたのです。
むりやり!甥の体を奪って
「男」と「女」になってしまっていたのです。



蒸した後の猫はどうしていたのでしょう。

「犬」は
韓国では
伝統ある民族食と誇り高く宣言していますが。
もっとも!今!広げている
B級グルメが見た韓国/文藝春秋編/は 1989 年発行
ソウルオリンピックのころのルポでしょうけど。

犬料理店には行列ができているとか。

食文化は民族や家庭の勝手ですよね。
偏見といえば偏見だらけですから
他民族や他の家庭が論じるような
下品なことはしてはいけません。



「地羊全席」というものがあるそうです。

冷盤(オードブル)が 12 種類。
熱菜(あたたかい料理)が 8 種類。

全部!「犬」料理だとか。

犬の肉が大好きという西園寺公一が
「蟹の脚が痒くなる季節」に書いていますが。

犬肉を地羊肉というらしい。
主に雲南あたりでは。



あ!
犬ではなく
猫を蒸す
いや!埋めるはなしでしたね。

結局!よく分かりません。

どうでもいいことなんですが
手元に西園寺公一の著書がもう 1 冊ありますが。
「中国グルメ紀行」というその本
「蟹の脚が痒くなる季節」とまったく同じ内容でした。

タイトルだけ差し替えて発行!

なんですか!
貧乏人をいじめるんじゃない!
カネ!返せ!

買ってから 20 年
気づかなかったのも!大笑いですが。



(敬称略)
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