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ホテル京阪のブレッドバイキング [朝食 モーニングサービス]

静かです。
客はだれもいません。
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なんにも思いわずらうことがなくて
ふと!
岡本かの子を思い出しました。

といっても!
ファンでもなければ
かの女の小説をほとんど読んではいませんが。

大変博識で
読み手に教養を強いてくる高尚な文章には
日本語が拙いものは敬遠しかありません。

だいたい読書は嫌いで
さらに小説なんて所せん絵空ごと
ハラの足しにはならんと思い
無視したまま大人になってしまいました。



ブレッドバイキング 450 円(税込)です。
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先日!飛び込んで(拙ブログ 2015/04/13
「バイキングは朝だけです」と断られた
「ホテル京阪 天満橋」の
フロントの向かいにある
喫茶店の「ピエモンテ」にいます。

宿泊客が次々チェックアウトして出て行きます。
のんびり座っている方は場違いに見えます。

コーヒーとジュースが飲み放題
パンと茹でたまごが食べ放題です。

コーヒーはいく種類かあるようですが
ジュースはオレンジだけ。
パンは 4 種類でした。
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そんなに食べられるはずもありません。



岡本かの子の夫は
画家の岡本一平です。

こどもは洋画家・芸術家の岡本太郎です。

岡本一平の妹が
俳優の池部良の母親です。

かの子は
岡本家の一平以外は敵に回しています。
嫌われているお嫁さん。

それゆえか
息子の太郎を猫可愛がりしていたようです。

池部良著/食い食い虫/によると
池部良の母親もその義姉を嫌っているようです。



博識ぶりをひけらかすかの子は
わが姉(?)なごんちゃん(清少納言)に
似ているのかも。

なごんちゃんも
中宮・定子(ていし)以外の人には
嫌われていたのでしょうか。

田辺聖子は
定子のサロンはなごんちゃんの活躍で
若い殿上人の人気の的。

定子のライバルの従姉妹の
彰子(しょうし)のサロンは
和泉式部や
紫式部らの着実な考えの人ばかりいたので
はでなことはなかったと書いていましたね。
私とは逆な推察ですね。

ま!定子が亡くなった後は
彰子サロンが長い間わが世の春を謳歌して!
なごんちゃんは永久に消えてしまいますが。

なごんちゃんも岡本かの子みたいに
「白いが丸々として」
「美人とはいえない顔」
(あ!これは甥の池部良のことばですからね)
みたいだったのでしょうか。



はなしが澪(みお)をはずれていますが
「唐突に岡本かの子!」でしたね。

それは!
かの女の小説/東海道五十三次/を
思い出したからでした。

たしか「東海道には東海道人種がいる」という
小説の内容でした。

品川から京都までをなん度も
いく度も歩いている「東海道人種」がいるそうな。
なん度歩いても面白く
歩き足りずにまた歩き出す人がたくさんいるとか。

いわゆるリピーターというもの。



私は逆です。
1 度行ったところは避けたい気分が強いのですが。
広く浅く!速足でかけ抜け
次々と新しい知らない地に行きたい性格。

飲食でも。

大昔!ランチを外食に頼っていたときには
少なくとも半月は
同じ店に行ったり
同じものを食べないように努めていましたが。

ハイキングでも。

しかし!他人を引率する機会が多いこのごろ
事前にコースの確認に行ったり
複数のグループを連れて行ったりするので
不本意ながら
なん度も同じ道をトレースしたりしていますね。



天満橋周辺によくきていますね!最近。
「よくきている」思いから
岡本かの子の小説を連想するなんて
結構!複雑な頭脳をしているでしょ!私も。
変といえば変ですが。

長くむだに生きていると
重なるときにも遭遇するはず。
いちいち不思議がらなくてもいいのですが。

昨年の秋は偶然にも 3 月間!京都ばかり。
ランチを 10 数回も食べています。
仕事ではないのに。

それで!今朝は
数日前に食べられなかった
ブレッドバイキングにありつけました。



食器は返却口まで運ばねばなりません。
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一流(かどうか知りませんが)ホテルにしては
面白い!

やたら静かで!
私向きな朝のティータイムでした。



(敬称略)
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エビとウワバミソウの小さな春 [草のゆかり]

昨年!毎年爆発的に増えていた
ホテイアオイが
盛夏になってどんどん枯れていきました。

秋口にはとうとう
小株だけに。(拙ブログ 2014/09/11

根がありません。
根を切って枯らしていたのは
エビかなぁ。

メダカなどの小魚や
たにしを食べている犯人でもあるような。

もともと!前の池から獲ってきた
エビを飼うための水槽です。

たて 30cm 少し
よこ 70cm 強
高さが 30cm 少々の
押入れケースを転用した水槽に
数百尾のエビがいたのです。

エビは 2、3 匹でいい!
気まぐれで方針を変えて
すくっては前の池にもどしていたのですが。
ほぼ!獲りきりました。

残っている少数派は
とてもすばしっこくて
ひと筋縄ではいきません。

功を奏したのか
ホテイアオイ!小さく変じてはいるものの
数が多くなって今年の春を迎えました。
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水温が上がってくると
隠れていたエビが姿を現すようになりました。

よく考えたら
水槽の水を全部抜いたら!
全部捕獲できたのですが。
いつも1/3ばかり水替えしています。

塩素中和剤を使わないで
水道水をくみおいているのですが
そのバケツの容量が小さいのです!はは。

冬にはいた数十匹の小さな小さな魚!
(前の池からすくってきたので種類は分かりません)
その小魚が春にほとんど消えてしまいました。

やっぱり!エビのせいかも。

にゃんこが狩りをするように
小さな網を持って辛抱強く待ち伏せしていたら
獲れました。
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数日で 30 尾ばかり。
やれ!うれしやな。

しかし 5 匹くらいしかいないと思っていたのに
驚くほどの数ですね。
3cm くらいなヤツはともかく
1cm ほどのエビが獲れます。
ここで繁殖したのでしょうか。

ということは!
まだたくさん!どこかに隠れているのでしょう。
うれしさ!半分。



あ!
水槽の横で
「ミズ」の芽!
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上方落語でいう「蛇含草(じゃがんそう)」
標準和名は「ウワバミソウ」かも知れませんが
私は「ミズ」で通していますが。

昨秋!渓谷を歩いたときに採集してきて
家で食べたのですが(拙ブログ 2014/09/27
いっしょに歩いていた
アラフォー(around 40)のきれいなおね~さんが
私が抜くのを遠目に見ていましたが
まさか「路傍の草」を食べたとは
思っていないでしょうけど。

その根っこのところを刺すように埋めたのですが
あっという間に委縮して枯れてしまいました。

それが!
まったくあきらめて忘れていたのに
小さな芽を出してきました。
これで繁ってくれればいつでも
「ミズ」が食べられますよ。

あんまり人に勧められる食べものでもないけど。
ちょっとうれしい。
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天空の城 竹田城は若葉の季節 [みんなで歩けばこわくない]

お花見です。
マチュピチュです。
ま!日本のマチュピチュですけどね。
兵庫県朝来(あさご)市
虎臥城(とらふすじょう)です。

「竹田城跡」が今の名称のようです。
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天空の山城です。
山頂に南北 400m 東西に 100m ほどの遺構。
私はなんでもかんでも
穴太衆積み(あのうしゅうづみ)と呼んでいる
野面積みの石垣がみごとに残存しています。
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「桜は?!」
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青葉になっていますね!はは。

前回きたときには(拙ブログ 2011/04/13
咲き初(そ)めでした。
それで今回(2015/04/21)は
10 日遅らせて
満開か
花吹雪の下のお弁当をねらってきたのですが。

今年は例年より早咲きだったらしい。

みんな私が悪うございました。



独立した山頂にあるので見晴らしがよろしい。
気が遠くなるほど。
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築城から 550 年
気が遠くなるほどときが流れ
気が遠くなるほどの夢が消えたのですね。

みんなどこからきて!どこに行くのやら。

ワーズワース(1770 ~ 1850)は書いていました。

われらの誕生はただ眠りと
前生の忘却とに過ぎず
われらとともに昇りし魂
生命の星は
かつてどこかに沈みて
遥かよりきたれり(田部重治訳)

よく解釈できませんが
そんな気の遠くなることばが過(よぎ)ります。



同行のアラフォー(around 40)のおね~さんが
寒がっているほど風が吹いています。
お花見で浮かれるほどの天候ではありませんね。

それに前回 4 年前と様子がまったく違います。
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博物館の通路のように
「順路」の矢印通りに
「一歩通行」に
進んで行かねばならなくなっています。
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各所に係員が立ったりしています。

通路がもこもこしています。
なん千匹ものにゃんこが
敷布の中に潜っているかのような道。

土嚢(どのう)を並べて
不織布で隠しているのかな。
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歩きにくいったらありゃしない!



ここは「恋人の聖地」として
売り出しています。
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ここを訪ねたからって
いい神さまに祈ったからって
さだめは変えられないでしょう。
ひねくれた幸せ薄いものは思いますが。

散らであれかし桜花(さくらばな)
散れかし口と花心(はなごころ)

16 世紀初頭の閑吟集にありますがね。

散らないで!桜
散ってほしいのは!あの人の浮気心
なんて意味でしょうかねぇ。

もうすでに
ここに桜花はありませんけどね。

ピンクのつつじが城の裾に
点描画を描く季節です。
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(敬称略)
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まぐろのホルモン丼 [すててこ!しゃんしゃん!]

この貧乏家に
ロールケーキなるものが到来しました。

それも日を置かず 3 本も!

うれしいことはうれしいのですが
どうすりゃいいの?!

醤油かウスターソース!
いや!マヨネーズでもつけたら
酒のつまみにならないものでしょうか。
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栄養学からいけば
米飯の代用になるのかも。

「パンがなければ」
「ブリオッシュを食べればいいじゃない」と
マリー・アントワネット(1775 ~ 1793)が
いったとかいわなかったとか。

ブリオッシュがどんなものか知りませんが
ロールケーキとことばを置換できませんか。



宅配便がきました。

注文した記憶がないのですが。
もしかして「送りつけ商法」?!
「ネガティブ・オプション」とかなんとか
エリートぶった単語で
私をあなどり煙に巻く人もいますが。

大昔!会社にまじめ(?)に勤めていたとき
勝手になにか不要なものを送りつけては
代金をしつこく請求してくるでんわがありました。
だれも受けないから
私が相手にしていたことがありましたが。

弁護士は
荷物を表に放り出して
「勝手にしろ」といっておけと
アドバイスしていたと思いますが
ま!せっかくドスの利いた声で
頑張ってかけてきていらっしゃるので
「会社がつぶれて大変!今!整理中」
「今きたら!めぼしいもの探せますよ」
「私のいい就職先!ありませんか」
なんて!しゃべってあげていましたね。

「会社がつぶれたなんていうな」と
上司がほざいていましたが
じゃ!おまえが相手にしろ!
そちらにでんわを回すからな!なんて
もちろん慇懃無礼(いんぎんぶれい)にいったら
黙り込んでいた無能な上司。

荷物をころがしておいたら
協力業者の営業のに~ちゃんが
「これ!もらってもいいですか」というので
「いいんじゃない」といったら
持って帰りました!知~らないっと。はは。



宅配便は日本酒でした。
神戸の灘の「菊正宗」から。
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先日の蔵開きのとき(拙ブログ 2015/03/01
なにか応募していたのですね。

すっかり酔っぱらっていて
まったく記憶にありませんが。

まじめ(?)に生きていると
いいこと!ありますね。



あ!
蔵開きのとき菊正宗酒造記念館で
酒のつまみに買ったけど
食べないで持って帰ったものがありました。

まぐろのホルモン!
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特価か半額セールかで
200 円くらいで買ったような。
「まぐろの胃袋味付」と書いてありますが。
味噌味ですね。

庭の山椒の葉と花をたくさん摘んで
オリーブ油で炒めて
まぐろのホルモンを加えて
ごはんにかければ。
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春です。
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春雨の中の汚れ猫 [食い意地]

お金は全然ありませんが
気力はまったくありません。
関心のあることもほとんどなければ
やるべきことも強いてありません。

なんの選挙にも行きません。
他人を信じるほど賢くありません。
自分にイロをつけたくありません。
ま!すでに
「非国民」というイロがついているのかも。

ぼ~っと見ていると
猫じゃらしが出てくるたびに
子猫のように次々に反応して
みんな踊って踊らされて面白いのでしょうか。

「大阪都」問題にも無関心です。

だいたい!東京都や京都があるのに
二番煎じ!三番煎じの「都」とは
ネーミングを聞いただけで
日本語が拙い私はひとり大笑い。

各地のみすぼらしいなんとか銀座。
京都に似ても似つかないのになんとか京都。
山だって!迫力のないなんとかアルプス。
海だって!さびれたなんとかのエーゲ海。
あんな安っぽいあやかり商法ですかね。

もう戦う前に「本場」に負けていますね。

大阪を誇りたいのなら!
勝ちたいのなら「都」なんてやめて
「大阪州」とか
「世界民主連合体」とか
「地球のへその国」とか考えられませんか?!
そんな問題じゃないのかも知れませんが
どうでもいいです。
しかし!多くの人の住所録を預かっているのに
もし!変更するはめになったら
手間はだれがみてくれるの!?



雨に濡れたから
さらに元気がなくなり
予定なんか無節操にとりやめて帰ります。

地下にもぐったら「大阪城北詰」駅。
あ?!
JRかぁ!
大阪市営地下鉄で帰ろうと思ったのに。

初めて徘徊する場所でもないのに
なんか!思い込みと違うと
頭の中にかすみがビッグバ~ン!
なかなか再起動しないのですね!最近。

再び!雨の中にとぼとぼ。
ここはどこ?私はだ~れ?!
歩いていたら
市内ではどこかの地下鉄の駅に出合うはず。
なんて安易な!
考えることを放棄。



JRと京阪の京橋駅だけ(?)の案内板。
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地下鉄の京橋駅もあるでしょうが。
ま!それはいいけど
この矢印はなんですか!?
ここは五叉路か六叉路の複雑な道。
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どちらへ行けというの!
地の底を差しているけど。

明るい方へ行けば
ああ!寝屋川かな。
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なんとなく頭が再起動してきましたか。

橋のたもとで
おばちゃんが弁当を売っています。
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雨が降っても仕事がなくても
正午がきたのですね。

桜が咲いています。
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きれいです!
雨中のだれもいない公園はすてき。



近代的なビル街にきましたが。
お!地下鉄の大阪ビジネスパーク駅がありました。

昼食どきなら
雨でもビルの外に
「エリート」たちは出てくるのですね。

ああ!
会社勤めの男女はみなエリートに見えます。

友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
花を買ひ来て妻としたしむ

石川啄木の歌を思い出します。

ついでに!近所のばばぁ!
あ!いや!刀自(とじ)を思い出します。

私は自慢ながら
生来怖そうな器量のよくない容姿ですので
近隣の人にはなるべく
にっこり愛想よく!児童にまで
「おはようございます」
「お世話になります」と
ていねいにあいさつをしていますが
なん人かの男女には完全に無視されます。はは。

「は!?」というだけのけんか腰のばばぁ!
いや!ご老人もひとり!ふたり!3 人。

その女が!いや老婦人がある日
つかつかと正面からすっ飛んできて
あいさつもなく突然!
「あんた!なにする人!」と
悪徳刑事のように詰問してきたときがあります。

まじめな会社員ですよ!

と!とっさに口から出ましたが。

「うそっ!」

なんだよ!
じゃ!初めから聞くなよ!失敬な!

ま!人間の顔をした犬畜生に
こちらも四つんばいになって
吠えることもないので!無視しましたが。

無視したといいながら
なん度も同じことを書いていますね。
すみません。

ま!大昔は私もエリート!
じゃないけど
ビルのなん階かで会社勤めをしていましたが。
社の内外で嫌われていましたね!
つきあいが悪いので。

ああ!若山牧水の歌が追いかけてきます。

けだものの病めるがごとくしづやかに
運命(さだめ)のあとに従ひて行く



近代的なビルからビルに渡って
ランチ場所を探したのですが
エリートの群れに身を投じる勇気は湧かず
らふぁーる亭という店で
390 円(税込)の弁当を買いました。
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が!
食べるところがありません。

あちこちの
ビルの側壁に沿ってテーブルはありますがね。
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その内側の店が設置しているのでしょうね。

弁当を下げて雨中をとぼとぼ。

やっぱ!私も犬畜生ですね。
四つんばいの負け犬かなぁ。

花の下 負け犬に降る 重力波

もうひとつ

恋もなき 桜の雨の 汚れ猫

おそまつ。



(敬称略)
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