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巴里の屋根の下 [活動写真]

先日「阿倍野区民センター」とかいう
区民のくせに知らない
立派な建てものに行きましたが。

阿倍野区に長い間棲んでいて
まったく知らずに過ごせたということは
なくてもいい建てものかも。
少なくとも私には。

映画の上映もやっているらしい。

鑑賞するには
1,000 円!?

フツーの映画館でもあるのですか!
あんまりお手軽といえる値段でもないですね。

そもそも「阿倍野区民センター」は
個人が経営しているのでしょうか。
それなら勝手ですが
血税でまかなっているのでしたら
私にはムダな建てものでしょうねぇ。



今日(2015/04/10)は
巴里の屋根の下(SOUS LES TOITS DE PARIS)を
上映するといっていましたが。
映画にはツミはないでしょうけど。

1930 年のフランス映画。
1 世紀近く前のパリの下町。
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煙突がにぎやかな建てものの並んでいる下町の
谷底のようなすき間で
若者が歌を歌いながら楽譜を売っています。

楽譜を 1 フランで売っています。
すごいですね!発想が。
さすが!パリでしょうか。



余談ですが
大昔の日本の「流し」の演歌師も
オリジナルの歌を持っていたらしい。

「柳ヶ瀬ブルース」なんかがそうだと思うのですが
今!確証を得られるものを持っていませんので
ごめんなさい。

無名時代の遠藤実は自作曲の
「お月さん今晩わ」で流していたとか。
(遠藤実著/涙の川を渉るとき)

自分で作ったといえばだれも聞いてくれないから
三橋美智也の新曲だといっていたそうな。

余談の余談ですが
「お月さん今晩わ」は後に
「お月さん今晩は」というタイトルで
マーキュリーレコードから出されてヒットしますが。

しかし!楽譜を売る発想はありませんね。

日本の大道芸人は歌っても
投げ銭だけだったのでしょうね。



貧しい時代は屋根裏部屋の生活と決まっています。
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家を空けるとねずみが走り回るような環境。
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トイレとかシャワーとか水回りが大変なはず。
余計な心配ですが。

楽譜を売っているアルベールと
友人の露天商のルイと
ならずものの兄貴分のフレッドの間に
ルーマニア娘のポーラがいます。
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ほんわかとして
恋に強い主張がない娘なので
どうなるんでしょう。
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私のハイキング仲間にも
ほんわかとしてだれにでも好かれるおね~さんが
ひとり!ふたりいますが
よく行けば楽しい人生ですね。
ただし!悪い方にころがれば
「星の流れに身を占って」過ごす
お日さまをおがめない道に落ち込むことでしょう。

私の知り合いは
すでに「恋」や「男」は手玉に取って
ころがすことができるアラフォー(around 40)!
私が心配することもないでしょうけど。はは。

若いポーラは心配です。

アルベールは
ならずもののフレッドを排除できたのですが
ルイにポーラをゆずって
また!ビルの谷間の生活にもどります。

「人生はこれから始まるんだ」
「巴里(パリ)の屋根の下で」と歌いながら。

非常に日本人に分かりやすいストーリィですね。

いさかいも
アンパンマンのアニメのそれくらいで
あんまり過激ではありません。



そうそう!
1,000 円出さなくても
この映画のDVDは
500 円くらいで売っていますよ。

Amazon.co.jp で中古品を探せば
1 円からありますが。



(敬称略)
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