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造幣局 さすらへば手の冷たさや花の中 [わが街・大阪ブギウギ]

造幣局の桜の通り抜けが
今年も開催されています。(2015/04/09 ~ 15)
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南門(天満橋側)から北門(桜宮橋側)へ
560m の一方通行。
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ここの開花は例年
ソメイヨシノの開花より少し後になりますが。
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「桜の盛りは冬至から 150 日目とも」
「春の彼岸の中日から 7 日後ともいうが」
「立春から 75 日目がだいたい当たっている」と
吉田兼好(1283 ~ 1350)は
徒然草に書いています。

もっとも!
ソメイヨシノは兼好の時代にはありませんが。
ソメイヨシノの親のエドヒガンやオオシマザクラは
ソメイヨシノより早く咲きませんか!今の大阪では。

兼好の時代の気候とは当然違っているのでしょうけど。
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ここも桜花の枝に
俳句か短歌か存じませんが書いた
短冊状の紙をぶら下げています。
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私は嫌いです。
樹木を汚しているとしか思えないのです。
神聖な桜にさわるな!

唐突ですが
白浜のアドベンチャーワールドで
昨年(2014/12/02)生まれたパンダに
「桜」の字をあてていますね。

桜浜(おうひん)です。

ちなみに
双子のもう1 頭には桃浜(とうひん)。
白浜のアドベンチャーワールド生まれのパンダには
みんな「浜(ひん)」がついていますね。

やすらへば手の冷たさや花の中

岡本「松浜(しょうひん)」の句。

「浜」つながりで連想しただけです。
無教養な私は
この俳人をほとんど知らないくせに
連想してすみません。

これはあんまり秀句とは思えないのですが
それはさておき
「優雅艶麗な情緒的な人事句」を作ったと
吉屋信子は書いていましたが。

ところが
久保田万太郎も傾倒したというこの俳人は
「一身味方なし」で
先の大戦が開戦する前に一生を終えたそうな。
それででしょうか!句集はありません。

破滅型の芸術家は多いのですが
かれはそれとも違い
世間からただただ嫌われていたようです。



やすらへば手の冷たさや花の中
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「やすらふ」は休憩する意味かと思いましたが
もしかして
身から出た錆(さび)にどうしようもなく
「ためらう」とか
「たたずむ」の意味だったのでしょうか。

私も手が冷たい。
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あ!そういう心象ではなく
ホントに冷え性で冷たいのです。
言い訳ぽいですが
身につまされている訳じゃありませんよ。
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造幣博物館にある
(天正菱)大判を買って帰ります。
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お金に困っているあなたに(!)送ります。
120 円の郵便切手を貼って。



(敬称略)
タグ:徒然草
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