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天空の城 竹田城は若葉の季節 [みんなで歩けばこわくない]

お花見です。
マチュピチュです。
ま!日本のマチュピチュですけどね。
兵庫県朝来(あさご)市
虎臥城(とらふすじょう)です。

「竹田城跡」が今の名称のようです。
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天空の山城です。
山頂に南北 400m 東西に 100m ほどの遺構。
私はなんでもかんでも
穴太衆積み(あのうしゅうづみ)と呼んでいる
野面積みの石垣がみごとに残存しています。
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「桜は?!」
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青葉になっていますね!はは。

前回きたときには(拙ブログ 2011/04/13
咲き初(そ)めでした。
それで今回(2015/04/21)は
10 日遅らせて
満開か
花吹雪の下のお弁当をねらってきたのですが。

今年は例年より早咲きだったらしい。

みんな私が悪うございました。



独立した山頂にあるので見晴らしがよろしい。
気が遠くなるほど。
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築城から 550 年
気が遠くなるほどときが流れ
気が遠くなるほどの夢が消えたのですね。

みんなどこからきて!どこに行くのやら。

ワーズワース(1770 ~ 1850)は書いていました。

われらの誕生はただ眠りと
前生の忘却とに過ぎず
われらとともに昇りし魂
生命の星は
かつてどこかに沈みて
遥かよりきたれり(田部重治訳)

よく解釈できませんが
そんな気の遠くなることばが過(よぎ)ります。



同行のアラフォー(around 40)のおね~さんが
寒がっているほど風が吹いています。
お花見で浮かれるほどの天候ではありませんね。

それに前回 4 年前と様子がまったく違います。
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博物館の通路のように
「順路」の矢印通りに
「一歩通行」に
進んで行かねばならなくなっています。
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各所に係員が立ったりしています。

通路がもこもこしています。
なん千匹ものにゃんこが
敷布の中に潜っているかのような道。

土嚢(どのう)を並べて
不織布で隠しているのかな。
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歩きにくいったらありゃしない!



ここは「恋人の聖地」として
売り出しています。
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ここを訪ねたからって
いい神さまに祈ったからって
さだめは変えられないでしょう。
ひねくれた幸せ薄いものは思いますが。

散らであれかし桜花(さくらばな)
散れかし口と花心(はなごころ)

16 世紀初頭の閑吟集にありますがね。

散らないで!桜
散ってほしいのは!あの人の浮気心
なんて意味でしょうかねぇ。

もうすでに
ここに桜花はありませんけどね。

ピンクのつつじが城の裾に
点描画を描く季節です。
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(敬称略)
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