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とんぺい焼き どんどん焼き [ゲリラの宴]

また!そぞろ気になってきました。

解決したり
すでにあきらめたことが
なんにもなかったようにみんな忘却して
最初にもどって
気になるのはなんなのでしょう。

頭の中が腐り始めているのかも。

今回気になったのは
「とんぺい焼き」ですが。

漢字をたくさん使えば「豚平焼き」!

大阪で初めて出合った食べものですが
大阪の食べものかどうかは知りません。

薄切りの豚肉と鶏卵を焼いたものです。
でも!
出合うたびにレシピが違っているような。

豚肉の厚みが違っていたり
オムレツのようなもの。
お好み焼きに近いもの。
一銭洋食(キャベツ焼き)と
変わらないもの。等々。(拙ブログ 2007/08/25



近所の居酒屋「太郎」の
とんぺい巻き定食。
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650 円。ごはんお代わり可!うれしいな。
あ!それはともかく
「とんぺい焼き」じゃなく
「とんぺい巻き」だそうですよ。
たしかに!豚肉を
たまご焼きで巻いていますからね。

「太郎」の前の食堂「福」の
とんぺい焼き定食。550 円。
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たまごの中に
豚肉と野菜がたっぷり。
野菜炒めを巻いたかのようです。

どれが正調「とんぺい焼き」なの!?



それで今夜の外食は
「とんぺい焼き」です。

外食といっても
家の外の公道で
ひんしゅくを買いながらする食事ですがね。

ああ!
豚肉を勝手に焼いて食べちゃあかん。

「どうすんの!?」
「いいよ!これで!」

いうことをきかない人たち。
だいぶ!肉を食べられました。

とりあえず!
豚肉を鉄板で焼いて
お好み焼き粉を溶いた粉を薄くかぶせて
鉄板の別の場所に鶏卵を落とし
黄身を軽くたたいてつぶし
焼いていた粉つき豚肉を返してのせました。

と!頭の中ではうまく行っているのですが。
なかなか!
みなさんが気に入るようにはなりません。

ま!
アラフォー(around 40)のおね~さんが
仕事を終えてやってくるまでつないでおきます。



おね~さんのお手並み拝見。

豚肉と小エビ(海老)とイカ(烏賊)と
キャベツとネギで
野菜炒めみたいなものをこしらえて
取り出しました。

いくつかの鶏卵に
溶いたお好み焼き粉をほんの少し入れて
大きなたまご焼きを作り
作っておいた炒めものをくるんでしまいました。

濃厚ウスターソースとマヨネーズをふります。
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「文句!あります?」

おいしゅうございます。



昭和 43 年(1968)発行の
佐藤哲也著/大阪の味/に
「とん平」という屋号の
「とん平焼き」を出す店の紹介が!

あったじゃないですか!
元祖か!
正調「とん平焼き」かも知れません。
記事だけ!文章だけで!画像はありませんが。

「花月劇場の角を南へ」とあります。

吉本興業の梅田花月劇場ですね。
閉鎖してから久しいのですが
場所は分かります。

お初天神につづく商店街に
ありました!
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でも!屋号は「本とん平」?!
「とん平」から「本とん平」に替えたのかも。
でんわ番号は同じですから。

「創業六十年」と書かれた看板が
すでになん歳か経たみたいな雰囲気。

残念ながら
営業時間に合いませんでした。



池波正太郎が新潮社の編集者たちの前で
「どんどん焼(き)」を
得々と作っている写真がありました。

8 種類をそれぞれ 10 人前ばかり
焼いたらしい。(池波正太郎著/むかしの味)

その中に「カツレツ」という名のもの。

「メリケン粉を鉄板に小判形に置き」
「その上へ薄切りの牛肉を敷き」
「メリケン粉をかけまわしパン粉をふりかけ」
「両面を焼きあげたもの」だとか。

その通りに作ってみます。

ただし!牛肉だけ別に焼いてから
粉の上に置く方が作りやすいような気がします。

これでいいのでしょうか。
blog5.jpg

牛肉を豚肉に代えたら
「とんぺい焼き」になりませんか。



(敬称略)
タグ:池波正太郎
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