SSブログ

浜寺公園のバラ園 [解語の枯れ尾花]

バラの季節です。

わが街・大阪市の主だった公園には
必ずといっていいほど
バラ園が造られています。

いや!全国的にそうなんでしょうか。
もしかして!世界的に?!

バラは愛好者が多いようですね。
バラと漢字で書けると自慢している人もいたり。



堺市と高石市にまたがる浜寺公園。

中央の入り口から入ると
バラの花であふれていました。
blog81.jpg

さらにその奥に「ばら庭園」がありました。

無料なのがいいですね。

「まちの景」だそうです。
blog82.jpg

ヨーロッパの庭園のイメージらしいのですが
はたして!

「里の景」です。
blog83.jpg

「山間の景」には瀬音があります。
blog84.jpg

「海辺の景」には
ハマナスが多く植樹されていましたが
花の季節は過ぎていました。
blog85.jpg

「湖沼・水路の景」?!
blog86.jpg

水の中にはバラは咲かないようです。

その他!「山の景」なんかがありましたが。



ハチやアブの仲間が
忙しそうに飛び交っています。
blog87.jpg

私はひとり
木陰の与謝蕪村の句碑の前で休みます。

「花いばら 故郷の路に 似たる哉」

晩年の句ですね。

20 歳前で毛馬村(けまむら)を出奔して
1 度も故郷には帰らなかった人なのに
「故郷」の句が多いですね。

私も詩人のふりをして。


不見麗姉久
 れいし まみえざること ひさしく

薔薇幾度花
 しょうび いくたびか はなさく

白雲還自散
 はくうん またおのずからちり

惜春芳香霞
 はるをおしめば ほうこうかすむ


漢詩でも北京語でもありません。
李白の詩に
知っている漢字を置き換えてみただけですが。
詩にはなりませんね。

「バラ園めぐりをしようね」といっていた
アラフォー(around 40)のおね~さんたちも
みんなどこかへ行ってしまいました。
嫌われてしまいました。

去るものは追わず
きたるものは拒まず
なんてね!
口の中でもごもごつぶやいてみます。

「きたるもの」なんてまれなのですがね。



あ!
「湖沼・水路の景」の水際に
ノイバラが咲いていました。
blog88.jpg

これが蕪村のいう「花いばら」でしょうか。

私も拗(す)ねて生きた幼年期に
この花を愛でたり
木を移植したりしてひとり遊びをしていましたが。

花が白くて小さくて
比較的病害虫に強くて
トゲがいっぱいあるのがいいですね。

トゲがいっぱいあるのがいいですね。
あは。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感