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方違神社のちまき祭 [猫も歩けば棒立ち]

可愛い女の子が 10 人ばかり出てきました。
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3 歳から 5 歳までのお稚児(ちご)さん。
天秤棒をかついでいます。

だれかひとり大きな声で泣いています。
もうやめたい!らしい。

同輩の女の子が
大丈夫だとなぐさめて(?)いたり。
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境内で御砂を運んでいます。
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御砂持神事(おすなもちしんじ)というらしい。

ああ!分かりました。
この列を先導している
このおじさんが「怖い」のですね。
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横のもの知り(!)の女の子が
この天狗はお面をつけているだけの
ただのおじさんだと教えていたのですか。

でも!童女は
1 度泣きだしたら止まらないものですね。

可愛いですね。

もう少し大きくなったら!
もたもた歩いている天狗なんか捕まえて
鼻のひとつふたつへし折るようになるのにね。

私のハイキングに同道してくれる
アラフォー(around 40)の
おね~さんたちにかかれば
天狗の方が泣かされていますけどね。



堺市の方違(ほうちがい)神社の
粽祭(ちまきまつり)の祭典。(2015/05/31)

御砂持神事の前に
湯神楽(ゆかぐらと読むのかな!)神事が
催行されました。
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他でもよく見るように
釜の湯の中に
米や酒や塩なんかを入れてから
湯を笹の葉で振りかけてくれました。
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いつの間にか一番前で近くに座っていた私は
たっぷり浴びたので
当分!病気になるまで(?)無病息災(!)のはず。



わが姉(?)なごんちゃん(清少納言)の
枕草子にある「すさまじきもの」のひとつに

「方違(かたたが)へに行きたるに」
「あるじせぬところ」
「まいて節分(せちぶん)などは」
「いとすさまじ」

とありましたが。

方違(かたたが)えに行ったのに
手厚くもてなしてくれない家。
まして節分(せちぶん)のときなんかは興ざめだ。

というようなことでしょうか。

行き先の方角が陰陽道からみて悪い(?)と
1 度別のところへ行ってから向かうと
方角が変わるというものらしい。

節分(せちぶん)は
節分(せつぶん)でいいのでしょうか。

新年がいい方向からくるように
方違(かたたが)えをやるらしい。
ま!なんのことやらよく分かりませんがね。

それでよその家に泊まりに行って
ごちそうが出ないから!
うんざり!というのもねぇ。



なごんちゃんの「方違(かたたが)へ」と
この神社の「方違(ほうちが)い」と
同じなんでしょうか。

ここは「三国ヶ丘」といわれる
摂津と河内と和泉の 3 国の境界なんですね。

それぞれの国から見ると
西であったり東であったり
北であったり南であったり。
これが方位を相殺していると解釈するのですなぁ。

方位がない(!)この神社へ参れば
「方違(ほうちが)い」になるらしい。

ということは
「かたたがえ」も「ほうちがい」も同じ?!



本粽(ほんちまき?)をいただいて帰ります。
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読み方がよく分かりませんが。
今日は読み方の分からない単語ばかりですねぇ。

菰(こも?)の葉で
埴土(はにつち?)を包んでいるとか。

これで(たぶん!)1 年間
方位の災いから免れることができるそうです。
タグ:枕草子
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