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京都市学校歴史博物館にて [平安京有情]

京都市学校歴史博物館にきました。

まず!明治の小学校の「教訓」から。
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「物ノ始末ヲヨクセヨ」
なかなか含蓄のある教えですねぇ。

博物館は
元・開智小学校の校舎を利用しています。
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これがいつごろ建てられた校舎か知りませんが
開智小学校は明治 2 年(1869)創設とか。
日本最初の
学区制小学校である番組小学校とあります。
明治 5 年(1872)の学制公布の前だそうです。

番組小学校の「番組」とは地域の組織
町会みたいなものでしょうか。

町衆の自治組織が明治維新のころから
「番組」と呼ばれたらしい。
その番組でお金を集めて学校を建てたのですね。

64 あった番組が 64 の学校を創ったのです。
すごいですね。

町民たちで建てた小学校ですから
町民たちのものです。

集会所として使ったり
火の見櫓(やぐら)や
時を知らせる太鼓場も併設していたようです。

また!各家から
均等に徴収したお金(かまど銭というらしい)を
運用したりしていたそうな。



京(みやこ)が遷都して
衰退をくいとめるには
学問からだと考えたのでしょうか。

今でも学問に力を入れて識字率を上げた後進国ほど
発展がめざましいものです。

しかし!
学校がマラヤ(売春婦)を作る残念なはなしが
松本仁一著/アフリカで寝る/にありましたが。

ケニアの農村では
やっぱり地域でお金を出し合って学校を創っています。

そこで成績の優秀な女の子とか
美人の女の子は男の教師が目をつけて
すぐ孕(はら)ませてしまうんですね。

しょせん!男と女ですケンね。
顔を合わせていれば!孕むんですなぁ。

まして!先生と教え子がデキ安いのは
火を見るより明らか?!
どんな世界でも師と弟子はすぐデキています。

いつも真っ先に思い出すのが
明治の与謝野鉄幹(1873 ~ 1935)の教師時代。
すぐ女生徒とデキていたようですが
今でもまったく同じかも。

今はそんなことの後!
女生徒と結婚したら許され
結婚しなかったり!できなかったら
バッシングを受けるシキタリのようですが!?

変じゃないですか!
あやまち(!)を犯したことは同じでしょう!

男の教師ばかりではありません。
明石原人らしい骨の発見者の
直良信夫(1902 ~ 1985)は
だいぶ年長の先生と結婚しています。
それはあやまちで結婚した訳じゃないでしょうけど。

あ!例をあげた日本の方々!すまんのぉ。
ケニアのはなしでしたね。

教師の子を孕んだこどもは村にいられず
都会に出て、、、さまよって!ま!落ち着く先は
マラヤ(売春婦)の世界だということです。

女性ばかりに非を押しつけて!悲しいかぎり。



学校らしい階段。
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私は学校嫌いでした。
学校というより勉強嫌いかも。

児童・生徒・学生!どの期間も
思い出したくもありません。

それなのに!最近!
ここの博物館で催しなんかがあると
のこのこやってきて
この階段でしばし足をとめているのは
なんなんでしょうね!
階段が好きとも思えませんが。
自分がよく分かりません。



京都には街中!観光客があふれていますが。
どこのミュージアムも人波にもまれて
ゆっくりできません。
「ここは静かでいいですよ!」と
「どこかへ連れて行け」という人を
なん人か案内したのですが
たいてい!すぐ出てきますね。
早い人なら 15 分くらいで出てきますね。

意外や!意外!(失礼!)
アラフォー(around 40)のおね~さんが
なかなか出てきません。

日ごろの「頑張り屋さん」は認めますが
「お勉強家」でもありましたか。

教科書の展示室にいました。
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「ハナ ハト マメ マス」
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大正期の尋常小学校の国語かな。

「サイタ サイタ サクラガサイタ」
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昭和初期の国定教科書かな。

どうして「ハナ」なのか「サイタ」なのか。
不思議な羅列です。

それはともかく
どの教科書を使ったかと聞けば
年齢が分かるようです。

私なんか!どんな教科書だったか
まったく記憶にありませんがね。



塗りつぶされた教科書も展示されています。

昭和 20 年(1945)戦争に敗れて
文部省は算数と国語の教科書に
「墨ぬり」指示を出したそうな。

これも?!
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これはだれが塗ったのですか!?

歌詞がまずいのでしょうか。

しかし!
算数と国語だけ指示するというのも
よく分かりません。

算数より歴史とか修身とかの方が
イケナイような気がしますがね。



おね~さんがお勉強している間に
歴代の給食のレプリカを見ていましょうか。

昭和 22 年(1947)のものですか。
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おいしそうじゃないですか。
このときに食べた人は
一様に「まずい!」といいますが。

ぜいたくいうんじゃありません!
ちなみに私は
ただの 1 度も給食の経験はありません。
おフランス人(フランス人にあらず)ですから。



(敬称略)
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