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ひまわり咲く猛暑日の古民家めぐり [猫も歩けば棒立ち]

大阪(府)四大緑地のひとつ服部緑地の
円形花壇。
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灼熱の夏!正午過ぎ。
全然!人が歩いていませんね。
禽獣(きんじゅう)虫魚も歩いていませんね。
魚は歩けませんか。

花壇の円弧の一部にひまわりが咲いています。
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ひまわりはつぼみのときまでは
太陽を追うかも知れませんが
咲いたらもう成長がにぶいので
東に向いたままかな。

東に回って花の顔(!)の方から。
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忙しい合い間を縫って(ウソついてすみません)
ひまわりの写真を撮りにきました。

暑中見舞いのはがきに
「ひまわり」の写真でという人が
2、3 いましたから。

今年はもう間に合いませんがね。

だいたい!善意で!無償で!
作成してあげているのに文句が多い!

それは
知人がその友人のものを依頼してくるケース。
知人は(陰では)平身低頭で頼んでくるのに
連れてくる友人の態度はでかい!?

私をなんだと紹介しているのやら。
自分の僕(しもべ)とくらいいっているのかも。

ぼやいてみたものの
あんまりつぎに使えそうな写真は撮れませんね。



久しぶりに服部緑地内の
日本民家集落博物館に寄ってみます。
仕事が山積していますが。(ウソついてすみません)

日本各地の民家を
10 棟あまり移築して展示している屋外博物館。

はは。

「いろりに火が入っています」
「いろり端でおくろぎください」

と書いてある日向椎葉の大きな民家。
この猛暑日にね!

面白い!
靴を脱いであがれば!ホントに。
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向こうの部屋に
蚊帳(かや)が吊ってあるのは夏らしい。

摂津能勢(のせ)の民家のかまども
くすぶっていました。
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こうしていつも煙を作って
カヤ葺きの屋根を
燻蒸(くんじょう)しつづけるのですね。

暑くてもね。

暑いといえば
信濃秋山の民家は壁もカヤ葺き!
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とても暑苦しく見えるようで
これで断熱できて室内は案外涼しいのかも。



休憩所かと思ったら!
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奄美大島の高床式の倉庫でした。

オブジェではありません。
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堺の灌漑(かんがい)用の
風車(かざぐるま)でした。



大きな民家は南部の曲家(まがりや)。
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屋根上の植物は
勝手に生えたものと思っていましたが
イチハツなんかを植えているのだそうな。
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イチハツはアヤメ科ですよね。

アヤメ科は
カキツバタのように
水がなければ生きて行けないものは例外的で
ジャーマンアイリスのような極端ではないものの
みんな乾燥にとても強そう。

なごんちゃん(清少納言)が枕草子に
「なまめかしきもの」に

「いたうもの古(ふ)りぬ」
「桧皮葺(ひはだぶき)の屋に」
「長き菖蒲をうるはしう葺きわたしたる」

と書いていますが。

あんまり古くもない桧皮葺きの屋根に
長い菖蒲をきちんと葺きわたしてあるのが
色っぽいというのでしょうか。

「菖蒲」は「しょうぶ」か「あやめ」か
ときどきで読み分けなければなりませんが
ここでは「しょうぶ」と読むのでしょうね。

「アヤメ」と「ショウブ」は
まったく違う植物です。
まして!この場合植えてはいないようですから
ここの屋根の趣(おもむき)と
関係ありませんでしたか。

すみません!暑いときに!
忘れて!忘れてください。



栗栖山南墳墓群。
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室町時代の墓の五輪塔・石仏を移設していました。

あれ?!
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古民家と思ったら入場者用のトイレでした。

これもトイレ。
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これは大和十津川の民家に付随している建てもの。
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トイレですよね!古そう。
完全に施錠してありますが。

欄間といい!窓といい
なかなかの細工ものじゃないですか。



わら縄綯(な)い機がありました。
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私は長い間目にすることはありませんでしたが。

これ!よくできた機械です。
足踏み式で構造は簡単なんですが。

明和(1764 ~ 1772)のころの
広島県の旧家の農事暦の「家業考」によると
使用人に夜なべ仕事を課しています。

縄を 2 把(わ)!小縄 1 把!
わらじ 2 足だそうですよ。
それがどのくらいの労働量か
よく理解していなくていうのですが
この機械があればラクだったでしょうと
いつも思う私です。
タグ:枕草子
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