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蚊に食べられて 終戦記念日 [手のひらを太陽に]

広大な服部緑地の南東
飛地のような形で
都市緑化植物園がありました。
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入園料 210 円払いましたが。

温室もありましたが。
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あんまり楽しくはないんですが。
私の勝手な感想ですが。

たしかに緑はありますがね。

速足で通り抜けようとすれば
面白いものはありませんか。
花の多い季節でもないですからね。



メタセコイアの林!
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直径が 5、60cm の大きな木ばかりです。
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あ!
メタセコイアじゃないですね。
ラクウショウですか!

なん度教えてもらっても
なかなか区別ができません。

いい訳しますが
大阪の公園にはラクウショウが多いような。
メタセコイアを植えてください。



公園の近くに古刹(こさつ)がありました。
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観音寺。
行基が開創。
行基が作った観音像があるそうな。

しかし!現在無住だとか。

先の大戦の軍神たちが静かに並んでいます。
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昭和 20 年 8 月 12 日戦死の人も。
終戦の 3 日前じゃないですか!

いいかげんなリーダーたちに振り回されて。

もしかして終戦後に戦死していても
辻褄合わせにさかのぼって
戦死したことになった人もいるかも知れません。

哀れです。
どんな形でも死は寂しいですけど
特に情けないですね。

先日!「火垂るの墓」を書いた
野坂昭如がいっていましたね。

国は国民の生命・財産について保障などしない。
国が守るのは国家・国体である。

よく理解できませんが
なんとなく!そんなものかと思えたりします。

また!終戦記念日がきました。

終戦記念日には
北宋の黄庭堅の詩・清明を思い出します。
なぜか。
空しい。(拙ブログ 2012/08/16



あ!ぼんやりしていたら
腕に 2 か所も蚊に刺されました。

金鳥の蚊取り線香のCMで
蚊に「かまれた」か「刺された」か
「食われた」かを問題にしていますが
私は意識しないでみっつともつかっていますが。

古来からのいいまわしなら
「虫」には「食われる」がいいのじゃないでしょうか。

もっとも
若い女性が
蚊に「食べられた」といったと
職場では
甲羅に苔の生えた部類に分けられているらしい
アラフォー(around 40)のおね~さんが
いっていましたが。

それはヤングの私も(ウソついてすみません)
つかったことがありません。



墓地には「蚊」がつきもので
いろんな種類が飛んでいます。

ただ!全国(?)共通の種類はあるのですね。

閼伽(あか)水にわくのはヤマトヤブカ。

閼伽水とは墓石の前の水入れの水。
石の水溜りにはヤマトヤブカということ。

花を挿す竹筒が若い竹なら
水がアルカリ性に傾いて
オオクロヤブカが発生するとか。

古い竹なら
水がどんどん酸性になって
どんな蚊も棲めないらしい。

若くも古くもない竹の中の水はほぼ中性で
ヤマダシマカが育つらしい。

もっともこの知識
昭和 38 年(1963)発行の
宮地伝三郎著/
淡水の動物誌/にのっていたはなしの請け売り。

それから半世紀以上経っていますがね。
最近!竹製の花挿しは少なくなりました。
ということは
ヤマトヤブカの天下になっているのでしょうか。
それとも、、、?!



あ!また食べられた!いや!食われた!
貧乏人を襲うなよ!


貴人(きじん)大第(だいてい)におり
蛟綃(こうしょう)枕席(ちんせき)を囲む

ああ なんじ その中においてこそ
むしろ嘴(くち)の戟(ほこ)のごときをほこれ

むごきかな 窮困(きゅうこん)にそい
かつて未だ くせきを哀れまず(漢詩・聚蚊より)


エラい人たちは大きな屋敷に住み
人魚が作ったという蚊帳(かや)でベッドを囲んでいる
お前はそこで刺す口を自慢しなさい
貧乏人に憐れみをかけないとはひどいではないか


北宋の梅堯臣(1002 ~ 1060)も怒っています。



(敬称略)
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