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道明寺天満宮の相撲大会 [猫も歩けば棒立ち]

相撲(すもう)です。
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道明寺天満宮(藤井寺市)です。

毎年「八朔」すなわち 8 月朔日(1 日)の
豊作を祈る祭りを 9 月 1 日に実施していました。
その奉納子供相撲大会ですね。

氏子かどうか知りませんが
近隣の小学 4・5・6 年の男の子が 36 人。
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結構集まるものですね。

しかし!危ないなぁ!
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土俵が砂場みたい。
柔らか過ぎてケガしそう!

ん?それに!
なんかいろいろと
私の知っている「相撲」と違いますね。

「まわし」じゃなくて幅広のベルト。
所作に慣れていないような選手ばかり。
相撲の基本の
腰を落として押すことができていません。

相撲を習ったり
クラブ活動しているこどもばかりと
思っていたのが間違いかも。

氏子の奉納相撲でしたね。
命をかけて勝負する大会じゃありませんか。

この日は晴れたり降ったり
目まぐるしい空模様だったので青い屋根。

氏子のおじさんたちの労作です。



あ!
榊莫山(さかきばくざん)の書。
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「青梅や 餓鬼大将が 肌ぬいで」

小林一茶の句ですか。
一茶もここに立ち寄ったのですか。

「道明寺天満宮で 一茶の句 莫山かく」と
先生らしい署名を入れていますね!はは。
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門前に「土師窯跡(はじかまあと)」の碑。
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相撲の祖の野見宿禰(のみのすくね)が
殉死に代わる「はにわ」を考えた功績で
土師(はじ)の姓と
このあたりの領地を賜ったのが始まり。

だから「土師窯跡」!

そのときに祀(まつ)ったのが土師神社。

聖徳太子の発願で土師寺に。

そこに菅原道真のおばの覚寿尼公が住んでいて
道真の死後!
道真の号の「道明」から道明寺と改称。

明治になって神仏分離させられて
道明寺は西に移設させられ
天満宮だけ残っていると聞きましたが
私自身があまり理解できていなくて
説明になりません。



その道明寺に寄って帰ります。
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道明寺粉の発祥の寺院でしょうか。
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いくつかの漢字が書かれている境内です。
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合掌しましょう。



藤井寺市のプレミアム商品券は
「まなりくん商品券」というのですね。
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「まなりくん」って?!

中国で日本人留学生の墓誌が発見されたそうな。

「井真成」が
734 年に 36 歳で死んだと書いてあるそうな。

「井」は
「葛井(ふじい)」じゃないという説があるんですね。
中国風に 1 字姓で表現すると。

それで葛井氏の里でもある
藤井寺市の思い入れがあると
道明寺前で
満面のほほえみで精を出しているおね~さんに
レクチャーしていただきました。

まなりくんは真面目で優秀な留学生だったとか。

少年易老學難成
(しょうねんおいやすくがくなりがたし)

相撲少年たちも頑張れ。



(敬称略)
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