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須磨アルプス ついで参り [野道!山道!恋はけもの道!]

高倉台(神戸市須磨区)から栂尾山へ向かいます。
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ノジギク(野路菊)みたいな
花がほほえんでいますが!足が重い。
急階段が長くつづきます。

六甲山の尾根を行く縦走路ですが
このあたりには尾根が消えているのです。
高倉台という住宅街になっています。

高倉山の(たぶん)ピークがあったところを
ベルトコンベアを海岸まで設置して
山ごとごっそり削ぎ取ってしまったようです。
大泥棒(?)にかかれば簡単ですね!山を取るくらい。

なん度も手すりにすがって止まります。
ふり向けば明石海峡大橋がかすんでいます。
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瀬戸内海はたいていかすんでいます。
すっきり晴れわたる日は年になん日もないそうですが。



近くまできたので
ついでに須磨アルプスを通って帰ることを
急きょ!思いついたのです。
いつも軽登山靴をはいているので可能です。

近所を歩くときにはぞうり!
外出は軽登山靴です。
ま!他に満足な靴を持っていないからですがね。

長い階段を上がって
なおも登って栂尾山の展望台へ。

いつも「つがおさん」と呼んでいましたが
「とがおさん」が正式(?)名称でしょうか。
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ちょっと高く上がったような気がします。



でも「ついでに」登ったりしてバチがあたりそう。

「ついで参り」を戒(いまし)められていましたね。
祖母から。

Aという墓参に行って
ついでだから近くのBの墓に行くなんて礼を欠くと。

丼を運んでいて
ついでに皿を持つようなことはするな!と。

いつもひとつひとつしっかりこなすように!と。



まぁ!しかし苦しく!足が上がりません。

昨夜!深夜まで 9 時間も立っていました。
怠けものの私は
そんなに立って働くことはないのに。

某イベントに参加するのに
「人手がなく!雇うお金もない」と
自称・高級割烹がいっていました。

私に無給で手伝ってくれといいたいのでしょうけど
「やめたら!そんなくだらんこと」と答えたら
むっ!としたらしく
「A子やB子やC子がきてくれると思う」なんてね。

際になって
イベントの内容をこまごまとでんわしてきました。

「それを私が手伝うの?」

「ん!」

なにが「ん」ですか。

家族にも愛人にも逃げられて久しく
恩もない義理もないA子さんにもB子ちゃんにも
C子ちゃんにも断られるのは
初めから火を見るよりも明らかでしょうが。

ま!頼まれればしますか。
こんな無責任で不誠実な私に
依頼しなければならないなんて
よほどの断腸の思いでしょうから。

そんで!
9 時間!炭火と格闘。

お礼にサンマ(秋刀魚)を 2 尾くれました。
原価 300 円相当。
そんなもんでしょうね!
今の私の価値は。
体は泥のようで!心は悲しいけど納得。



アップダウンをくり返す荒れた山道をたどって
横尾山の頂上に着きましたが。

道標を撮ろうとしていたところへ
あんまり若くもない男女が団体でやってきて
広くもない山頂でわがもの顔。

道標にすがるは!抱きつくは!
どいてよ!

紅葉の始まる前の下界を見ながら待ちます。
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しかし!後から後から失礼な仲間がやってきます。

ばか!と心で叫んで
ますますもつれる足で下ります。



お!
かなり下の方に!この道のメインイベントの
「馬の背」が見えてきました。
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ますます荒れている急斜面を下ることになります。

1 度下って落ちそうになりながら上がります。
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右に見える階段は先ほど降りてきた道。
歩きやすいのは!あの階段のところだけ。

須磨アルプス「馬の背」です。
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両サイドが深く落ち込んでいる細い尾根。
怖いですね。

といっても
こどもたちが次々に通り過ぎて行きます。
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足が疼(う)づいていて
平衡感覚がおかしいままの(拙ブログ 2015/10/20
戸籍上はおとなの私の方が!リスクが高そう。

渡ってふり返れば。
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また急坂を登って東山の頂上。

あちらの横尾山の方からきました。
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六甲山縦走なら次の山はこちらの高取山。
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その後ろに次の菊水山が見えています。

ぼ~っと座っていたら寒い。

人問はば まだ生きて居る 秋の風  子規

11 月ですね。
早く降りなければ日が暮れます。
タグ:正岡子規
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