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西山古道 三鈷寺 [野道!山道!恋はけもの道!]

西山古道というのがあるそうな。

今の向日市を中心に
長岡京市と京都市西区に広がる
乙訓(おとくに)の里に
長岡京(784 ~ 794)という都がありました。

そこの光明寺と善峯寺(よしみねでら)と
柳谷観音楊谷寺(やなぎだにかんのんようこくじ)とを
西山三山と呼ぶらしい。

というふうに地元の人は
長岡京と西山三山を
いっしょにしてはなしてくれますが
三山とも
廃都からずっと後に建立された寺院のような。
ケチつける訳じゃありませんが。

その西山三山を結ぶ小径を
西山古道と呼びたいようです。



阪急・長岡京市駅から歩きます。

最近!ボランティアの協力で
道標が立てられていました。
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ただただ林間の道です。
コースがあんまり頭に入っていません。
もう 1 度行けといわれても
同じコースをたどれるかどうか
あやしいものです。

市街地の近郊のようなのに
ツクノワグマも歩いているらしい。
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眼下に善峯寺がありました。
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ここまで 3 時間。
分岐が多くてもたもたしたものの
ちょっと時間をかけ過ぎです。
だれかを誘うときには
まだまだ熟慮しなければいけませんね。

善峯寺の紅葉はまだ薄いようです。

ん?!
ハイカーは入山するな!との看板。

入りません。
そんなに酔狂ではないので。

あるこ汚い(という人もいる)居酒屋で
「2 度とくるな!」と店の主人がいえば
「明日もきてやる!」という客がいました。

実際!翌日もやってきてもめていました。

私なら 2 度と行きませんけどね。
通りすがりに
シャッターでも蹴り飛ばしたくなりませんか。

あ!あの居酒屋の
シャッターがへこんでいるのは
私のせいじゃないですからね。



善峯寺の横の山上の古刹
三鈷寺(さんこじ)に参拝。
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京都市内が一望。
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夜景観賞ができるそうです。
1 日 1 組限定だそうです。
晩秋に震える肩を抱き合って
明日のゆくえを尋ねたら詩歌がこぼれるかも。

急坂を下ります。
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真っ赤な紅葉はもう少し先でしょうか。



舗装路に出てどんどん下ります。

あ!なんでしょう。
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さらに行けば
在原業平(ありわら なりひら)に
ゆかりのあるという十輪寺。
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伊勢物語に

むかし 心つきて 色好みなる男
長岡といふところに 家つくりてをりけり

とありました。

色好みなる男は業平ですよね。
長岡京がなくなっても
平安京までそう遠くはないので
貴族の邸宅もたくさん残っていたのかも。
そのお嬢さまや
つかえるきれいな女官たちも
当然いたのでしょうね。

そんな場所なら
色好みの業平もいたのでしょうね。

あんまり色気づいて!いや
色づいていないのでスルーして歩きます。

京都縦貫自動車道?!
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しばらくこないうちに
風景ががらりと変わっていました。



(敬称略)
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