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大阪市立大植物園の紅葉 [猫も歩けば棒立ち]

市大植物園にきました。
私が「市大」といえば
大阪市民ですから大阪市立大学のことですが。

正確な名称は知りませんでしたが
「大阪市立大学理学部附属植物園」
とかなんとかいう長い名前らしい。

大阪市内にはありません。
大阪府の北東あたり
東は奈良県に接している交野市の
田園の中にあります。

交野市にあっても大阪市のもの(!)ですから
大阪市民には大阪市内の植物園と同じ扱いです。
たとえば 65 歳以上の人は無料とか。

おベンキョーしにきた訳では
もちろんありません。

カエデを 60 変品種を集めているというので
紅葉を見にきただけですが。



広い園内を
ただ黄色か赤色を探して闇雲に歩きます。

ありました。
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紅葉(もみじ)狩りのために
植栽・管理している訳じゃないので
園内が全部燃えていると思ってはいけませんね。
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メタセコイアの黄色がよく目立っています。
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メタセコイアの林もありました。
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樹下であたためた酒でもかかえたいものですが。
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行楽地ではないので飲食してはいけません。



ピンク色に引き寄せられて行けば。
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季節外れのつつじ!帰り花ですか。

つちあけび?!
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もう季節は過ぎたようです。

ジョロウグモの女の子!?
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近くにかれがいるはずなんですが!どこ?!
ん!?
横の糸で巻かれて
ミイラになっているのがそうかも。
ん~ん!ことばになりませんね。



こんな落ち葉の斜面はいつか見た里山のようで
なつかしさを覚えます。
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この園地が大阪市立大の管理になったのは
昭和 25 年(1950)だそうです。

それからなるべく
雑草まで含めて
自然に近い環境を心がけた結果ですか。
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落ち葉が重なっています。


 形見のこけしを 抱きしめて
 落ち葉にうもれて ねむりたい

 もうすぐいっしょに なれるねと
 きみがやさしく ささやいた

 ああ
 あのことば あのことば 今は夢


ああ!唐突に!なぜか浮かびました。
こんなフレーズ!
「都はるみ」の歌にあったはず。

先日の落語会で(拙ブログ 2015/11/29
露の瑞(つゆのみずほ)が
「黛ジュン(まゆずみじゅん)」の歌や
その時代の歌謡曲・流行歌ばかり
ひとりで歌っているといっていましたが。

「黛ジュン」といえば
半世紀前に活躍した歌手ですよね。

瑞はまだ 20 代でしょ。
そんな生まれる前の歌に郷愁(?)を感じるなんて
どうして?!

流行歌もカラオケも大嫌いな私には分かりませんが
その「黛ジュン」と同時代の「都はるみ」が
今も歌っていたらしく
このたびなん度目かの休養宣言したという
週刊誌の記事を
なぜか!思い出してしまったのです。

変な日です。



私には
落ち葉にうもれてねむりたいと思う
殊勝な時代は遠(とお)に過ぎて
いたずらに性を!あ!もとい!生をむさぼり
厚顔無恥をさらして
どこまで落ちて行くのやら。


 木の葉が落ちる 落ちる 遠くからのように
 大空の園生(そのふ)が枯れたように
 木の葉は否定の身ぶりで落ちる

 そして夜々には 重たい地球が
 あらゆる星の群れから 寂寥のなかへ落ちる

 われわれはみんな落ちる この手も落ちる
 ほかをごらん 落下はすべてにあるのだ

 けれども ただひとり この落下を
 限りなくやさしく その両手に支えている者がある

  (リルケ詩/秋/富士川英郎訳)



深刻に考えても私には詮(せん)ないこと。
食い気があるうちはまだ生きて行きましょう。

雑きのこが採れそうな林間でしたが。
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ああ!きのこ汁!食べたい。



(敬称略)
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