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六甲山に紅葉を見に行きました [野道!山道!恋はけもの道!]

西に進めば右手の車窓に六甲山があります。
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紅葉の季節です。
縦走するほど殊勝な心構えがありませんが
少しだけ紅葉狩りとしゃれこみます。

阪急・御影駅から歩きます。
なかなかいい色づきじゃありませんか。
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住吉川に沿って行けば。
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「石カフェ」!?
なんでしょう。
大きな石はごろごろありますが。

このまま進めば五助ダムですね。

大昔のこと。
休日にどこへ行くのかと問われたので
「五助ダム」と答えたら
「連れてって」という奇特な人がいましたね。

なにもないですよ。
トイレもないですよ。
イノシシに遭遇しますよ。
と念を押して
おばちゃんふたり!
おばちゃんといっても
今思えば 30 歳そこそこのおね~さんふたりと
保育園児と小学 1 年生を連れて
五助ダムにきましたね。

おね~さん!おしっこをがまんしていましたね。
こども!泣きましたね。

ああ!思いやりと責任感が希薄でした。
五助ダムにこだわることもなかったのに。
六甲山頂にでも連れて行ってあげたらよかったのに。

あのとき泣いていた女の子!覚えているかな。
覚えていたら!うらんでいるでしょうねぇ。

反省しなければならないことの多い人生。
それなのに
今はもっと思いやりと責任感がなくてすみません。



そんなおぞましい(?)五助ダムには行かず
手前で右に入り打越山に登ります。

高度をかせぐと「やっほ~っ!」
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年いくつと問われそうな暴言。
いい景色だったので!つい。

打越山の頂上(481m)とおぼしきところは狭くて
ランチをする人!おしゃべりの人!
おしくらまんじゅう。

一度峠に降りて
隣の七兵衛山(462m)にはい上がれば
やっぱりハイカーが佃煮にするほどいます。
前回きたときにも(拙ブログ 2015/03/08
お年寄りだらけでしたが。
なかなか静かな環境に出会えませんね。

神戸港でも見て降りますか。
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南側ですから逆光です。
まぶしい。



水平道と呼ばれている
斜面にほぼ水平につづく道に出ました。

燃えていますね。
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おね~さんの白い下着まで赤く染まります。
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あ!怒らないでください。

「種まで赤い新田西瓜」なんて
上方落語によく出てきますが。

現在の大阪市の西の方は大部分
埋め立てや干拓地ですが
そこが西瓜の産地だったのでしょう。

売るときに西瓜の果肉の赤色を強調して
「種まで赤い」と表現したようです。

そんな「紅葉」だといいたかっただけですよ。
パンツを見た訳ではありません!決して。



秋山尓 落黄葉 須臾者 勿散乱曽 妹之當将見

あきやまに おつるもみぢば(黄葉) しましくに
なちりまがひそ いもがあたりみゆ

万葉集(137)の柿本人麻呂の歌かな。

もみじよ!しばらくは散らないで。
恋人(妻)を見ていたいから!というような意味かな。

万葉の時代には
「黄葉」が「もみじ」だったようですね。
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「もみじ」といえば「紅葉」を思い浮かべるのは
偏向していますかも。



保久良神社まで降りてきました。
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梅の名所としか認識がなかったのですが
ここ!紅葉の名所じゃありませんか。
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あ!
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紅葉の中になにかいます。
気になりますが分かりません。

昨夜!というより未明まで
液晶画面を見つめていたので
遠くの視界がかすんでいます。
10 分もながめていて!結論。
たぶん!キジバト?!
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珍しい鳥でもないのに
どうして気になったのでしょう。



阪急・岡本駅前の商店街に着きました。

パン屋やケーキ屋の多いおしゃれな街。
おしゃれ過ぎてランチもお茶も高価です。

大阪に帰ってから
もちろん割り勘でごはんを食べませんか。

あ!「天然」ですって。
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天然のタイ?!
1 匹買ってあげましょう。160 円。
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半分ずつね。頭の方をあげますから。

「いらない!自分で買うから」

怒るおね~さんの頬が
六甲山の紅葉より美しい。



(万葉集の訓読みは)
(佐佐木信綱編/新訓万葉集を読みました)
(敬称略)
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