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神仏習合の清荒神 [猫も歩けば棒立ち]

忙しいスケジュールが(ウソついてすみません)
夕方までぽっかり空きました。

こういうこと!
突発的なことにはとっさに対応ができない阿呆です。
危機管理能力ゼロ!
アドリブが出ない灰色の脳です。

さてどうしよう!と思っていた阪急・宝塚線。
大勢の人が降車するじゃないですか!
清荒神(きよしこうじん)駅。
なにかあるのかな。

降りたじゃないですか!いっしょに。

たしかになにかの縁日のようです。



ここの参道は長い!
駅から 1.2km あまり!歩行者用の参道がつづきます。
その入り口の横の
市場のような商店街のような細い路地に入って
とりあえず!ランチにします。

参道には参拝客めあての店舗が
飽きることなくずらりと並んでいますが
どこも結構な値段です。
この路地の中は比較的私向きな設定です。

そのなかの 1 店!屋号がよく分かりませんが。
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持ち帰りの
赤飯なんかをひさいでいた店舗でしょうか。

おでん定食(580 円)をもらいます。
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赤飯を山菜おこわに変更しても同料金です。

少量ずついろいろ小鉢があって
私好みのランチになりました。



愛想のいい女将さんに尋ねると
やっぱり今日は縁日。
初三宝(さんぽう or さんぼう)荒神
大祭(2016/01/27・28)だそうな。

大昔!祖母が
「さんぼうさま」だの
「こうじんさま」だのといっていました。

長い間!そして今も
なにがなんやら理解ができていません。

「さんぼうさま」と「こうじんさま」は
同じ神さまでしたか!?



夕方まで時間はたっぷりあるので
ゆるゆると長い参道を進みます。

ついこの間にもきましたね。
正月でしたか。
なんでもどこでもリピーターとか常連になるのは
どちらかといえば嫌いなんですが。
常に知らないところに魅かれる性分の
つもりなんですが。

嫌えば期せずして
なん度も行くはめになることが特に最近多いのは
なにかの罰があたっているのでしょうか。

いままでかけ足で回っていたので
見落としていたものはないかと
注意して行きましょうか。

さっそく!祓禊(みそぎ)橋です。
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下に荒神川。
ここで身を清めていたのでしょう。
ここから空気が変わっていたのでしょうね。



あ!すごいもの!発見!
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「昭和 13 年 名人戦記念 七段 木谷實」

囲碁にはまったく不見識な私ですが
昭和最強の囲碁棋士といわれた
呉清源を調べていたら必ず出てくる名前。

最後の家元・本因坊秀哉名人の引退碁の相手が
木谷實七段だったのですね。

木谷の先番 5 目勝ち?!
でも!コミがあれば負けじゃないでしょうか。

あ!
川端康成の小説「名人」がありましたね!
小説「名人」では
木谷は大竹七段という名になっていますが。

川端はこの引退碁に異常に関心を示し
思い出してはなん度も習作を発表していますね。



拝殿(天堂)は
線香とろうそくの煙でかすんでいます。
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ん!?
清荒神は略した名前!
清荒神 清澄寺(せいちょうじ)というのですね。

神か仏かどちらですか。

真言三宝宗の大本山だそうな。
本尊は大日如来!鎮守社は三宝荒神社?!
三宝荒神(さんぼうこうじん)は
仏教の「仏」「法」「僧」の三宝の守護神!?

まさに神仏習合ですね。

役小角(えんのおずぬ)の前に
荒神が現れたのが始まりだそうな。

バチアタリの私にはとうてい理解不能な教えです。



拝殿の後ろの護法堂(本社)のそのまた後ろの
荒神影向(ようごう)の榊(さかき)の柵に
善男善女(たぶん)が群がっています。
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なにをしているのでしょう。

柵の中の小銭をかき寄せているのですか。
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泥棒!?
でもないんでしょうね!たぶん。

まだまだ知らないことがいっぱいありそう。
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しかし!今日も物見遊山で入山してすみません。



(敬称略)
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