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びんずるさん 巡礼の道 [みんなで歩けばこわくない]

中山寺(中山観音)の絵馬堂。
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境内のはずれ
梅園や奥の院に行く出口近く
とても見晴らしのいいところに建っています。
こんな明るい絵馬堂を見たことありません。
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休憩所にもなっていて
エアコン完備!居心地抜群です。

ほとんどの絵馬に歌が書いてあります。
同じ歌のようです。
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野をもすぎ 里をもゆきて 中山の
寺へまいるは のちの世のため

うまい歌でもありませんが(失礼!)
これを唱えるのが信者の心得なのでしょうか。

境内に古墳がありました。
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石の櫃(いしのからと)と命名されています。
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仲哀天皇の后の墳墓だといいますが
宮内庁のあずかり知らぬところなのか
玄室の石棺まで行けますが。



本堂の前に賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)が。
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「おびんずるさん」なんて
たこ焼きの屋台のおじさんを呼ぶように
親し気にいう関西のおばちゃんが多いですね。

もっとも大阪あたりには
「様(さま)」という単語がないので
隣のおじさんといっしょのように呼んでいても
「おびんずるさま」という
尊称の意味の方かも知れませんが。

たいてい本堂の前にお座りの様子。

仏教や寺院の常識に恥ずかしいくらい暗いのですが
関西の寺院では本堂とセットなのでしょうか。
よく拝見しますが。

「大阪生まれだけど」
「近所のお寺のどこにも」
「おびんずるさんていなかったよ」

アラフォー(around 40)のおね~さんが
口をとがらせますから
そうでもないのでしょうか。

おばちゃんたちが撫でまわすので
おびんずるさんはピッカピカ。



宝塚市の巡礼の道を少し歩きます。
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「ミサ ご自由にどうぞ」とありますよ。
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「女子修道院」ですって。

おね~さん!半年ばかり入寮させてもらって
浮世のアカを落としてもらったらいかが。
いつまでもつまらん恋の残影を負っていても
肩がこるだけでしょ。

「余計なお世話よ!」
「そのことば!そっくりお返しするから」



売布神社(めふじんじゃ)です。
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面白い(失礼!)名前でしょ。
創建は古い!
605 年?!
長い間に紛れて諸説はいろいろあるようですが。

昔は貴布禰(きふね)神社だったはず。
私は大阪に流れ着いた××十年前
この地の知人(ということにして!)を訪ねるときに
「米谷村(昔の地名)の貴布禰神社」を
混ぜて縮めていたら
米布から売布(賣布)になったのじゃないかと
いいかげんに思ってしまった記憶がありますが
実際は 1,400 年の間に
売布神社だったものが貴布禰神社へと名称が変わり
また売布神社ともどったとか。

「売布」が先なら私の説は違うようですね。



池の水面にきれいな影を落としているのは
臨済宗大阪 佛光山寺。
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ん?!
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葷腥酒肉禁入山門!

日本の禅宗の表示と少し違うような。
ああ!台湾の新しい宗派のようです。



小浜宿には寄らずに
ショートカットして清荒神(きよしこうじん)へ。
長い参道をゆるゆると上ります。

お土産店の池田竹産店の白ヘビの
「おもち丸くん」は冬でも元気ですね。
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冬ごもりもしないで愛嬌(?)を振りまいています。

おね~さん!奥にもう 1 匹いますよ。
あ!逃げちゃった!
ゴリラのようなオトコでも鼻先であしらうのに
怖いものもあるのですね。



清荒神は神というものの
清澄寺という名のお寺です。
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本堂の前にも
ほらね!
おびんづるさんがいらっしゃいます。
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やっぱり大勢のおばちゃんが撫でまわしています。

みなさん撫でた手を体のどこかに当てて
こすっているということは
悪いところを治してもらいたいのでしょうね。

見ていたら
尊者の頭
自分の股間!
尊者の頭
自分の股間!
両手でそれを 10 回ほども繰り返している
おばちゃんがいました。

O脚にして
ビートたけしのギャグの
「コマネチ」のようにしていました。

おばちゃんは真剣なのに
失礼ながら笑ってしまいました。
申し訳ないことです。

はい!おね~さんも
「コマネチ」いきましょう。
この際!恥も外聞もありません。
悪いところを治してもらいなさい。

「そこのビョーキはあなたでしょ!」
「そこの極悪のクセを治しなさい!」



(敬称略)
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