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石井ダム きたきたまつり [野道!山道!恋はけもの道!]

  野ずえにのこる遅咲きの花は
  あでやかな初花よりも愛(めず)らしく
  かなしい夢のよすがともなる
  ひとのわかれのときもまた
  あまい出会いのときよりふかく
  こころにのこることもある

ニセアカシアの花が咲いています。
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裏六甲は少し遅れて咲くのでしょうか。

あまりにもいいお天気なので
菊水山には登らず
西のすそ野を巻いて石井ダムに向かいます。
石井ダムに行く理由にはなりませんがね。

ダムの貯水が見えてきました。
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右手の上からなにかを感じます。
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あ!「南無阿弥陀仏」!?
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昔の人はエラいですね。
あんな高所の岩肌に
大相撲の升席ほどの字を
6 字も刻んでいます。

ダムから振り返れば
左のとんがっている山が
妙号岩のあるところですね。
あ!南無阿弥陀仏の岩を
妙号岩といわれています。
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あの岩の山に上りましょうか。



ともかくダムの下流に降ります。
放水!少なし!
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神戸電鉄の線路の下に出ました。
見上げれば
菊水山廃駅がなんとなく分かります。
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いつものように神戸市の下水処理場の
鈴蘭台処理場で便所を借ります。
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神戸市民でもないのにすまんのぉ。

さらに下れば「放水門」?!
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レンガを
アーチの中にも
積んでいるじゃないですか。
放水できるの!?

ああ!その下に水路があるんですね。
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紛らわしいことにお金をかけていますね。



イヤガ谷東尾根にはい上がります。
たぶん!
妙号岩の西に上がっていると思うのですが。

たしかに尾根ですね。
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あんまり太陽に直射されることもなく
したたる新緑を浴びるおね~さん方の
後ろ姿は夢の国の妖精(ニンフ)のよう。
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ニンフです!妊婦ではありません。

馬の背のような場所も多いので心も晴れて
私はただ!
したたる汗もいとわず!歩を進めます。
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初夏の森林浴は
寿命が 2 日ほど伸びますよ。



森林を抜けて住宅街の車道に出ました。

下水の溝のように色気もなく整備された川。
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たぶん!
石井ダムに流れ込む 1 本でしょう。

川の両岸の側壁に
キク科のような花がいっぱい。
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どこに根を下ろせる
スペースがあるのでしょう。
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どのようにして
両壁いっぱいに繁殖したのでしょう。
これ!
野の花ですか!園芸種ですか。
もしかして外来種でしょうか。



花を気にして 500m ばかりさかのぼれば
鈴蘭公園というところで
給餌が遅れた養鶏場のような大騒音。
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「きたきたまつり」(2016/05/14)だそうな。

「きたきたまつり」ってなんですか。
だれも教えてくれません。

「見たままだ!」という人も。

43 回目とありますね。
毎年 1 回開催しているのなら
43 年目!?

だれも「祭」の定義なんて
とっくに忘れてしまっているのでしょう。
ここは神戸市北区ですから
なんとなく「きたきた」が分かるような。

神戸市北区は
神戸市の面積の 44 %を占めているらしい。

あまりにも広大なので不公平にならないように
毎年開催場所を替えているようです。

ちなみに西区は 30 %弱。
2 区で 70 %を越えています。

海岸沿いに固まっている
その他のいくつかの区。
山側から取り囲んでいるふたつの区。
震えて泣いている
「ももいろクローバーZ」を
肩組みした「臥牙丸」と「逸ノ城」が
余裕の笑みを浮かべて
上から抑え込んでいるようなものですね。



気温が上がった日中
すごい格好で暴れているものもいます。
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死なないようにね。

お祭りですから屋台が並んでいます。
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あんまり安くもないですね。
なにも買わずに
持参のあんぱんと水を
無料休憩所で食べます。
すみませんね。

あれ!?
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ここはプロパンの使用を
許可しているんですね。
ま!プロパンがなければ
ショーバイが成り立ちませんか。

水道局から水!
「神戸の水だより」をもらいました。
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神戸ウォーターとして
外国船にもてはやされた
布引(ぬのびき)の水だそうですが。

すみませんね!よそものがもらったりして。



(冒頭の詩はプーシキン詩集より/金子幸彦訳)
(敬称略)
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