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青い初夏 オカマの木 かすうどん [桃栗残念!柿蜂の巣?]

姿のいい樹木があります。
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長居植物園(大阪市東住吉区)です。

ケヤキのような形。
スタンダード仕立て?!

イヌビワですか。
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渓谷の雑木くらいにしか
認識していませんでしたが
庭木にできますね。



この木は万葉の時代には
「ちち」と呼ばれていた?!


波波蘇婆能 波波能美許等波
ははそはの ははのみことは
 
知知能未乃 知知能美許等波
ちちのみの ちちのみことは


万葉集の大伴家持の長歌(20-4408)の部分が
説明板に書いてありますが。

万葉集にこんな表現は
他にもありましたね!たしか。


知智乃實乃 父能美許等
ちちのみの ちちのみこと

波播蘇葉乃 母能美己等
ははそはの ははのみこと(長歌 19-4164 の部分)


漢字が違うのですが。
同じものと解釈していいのですか。

このイチジジク(無花果)に似た実をもぎると
「乳」のような汁が出るので「乳の実」
「ちちの実」から「父の実」!

ちょっと苦しいんでは。

それで
「父」にかかる枕詞(まくらことば)?!
「乳の実」なら「母」の枕詞の方がいいのでは。



私がイヌビワを「オカマの木」と呼んで
ひんしゅくを買っていますが
この木は
雄花(結果的に実がならない雌花もつけますが)を
咲かせるいわゆるオス木と
雌花だけつけるメス木があるのです。

なんと!オス木も実(!)をつけるのです。
そして
冬に実をつけているのはオス木だけです。

「実」といっても
リンゴやスイカのような
実じゃないんですね!イチジクの仲間ですから。

実のようなところは花なんですね。
花嚢(かのう)というのかな。
花についている袋(花托?)がふくれているようです。

オス木だけ冬にも実(?)をつけているのは
受粉に欠かせない
イヌビワコバチを寄生させるためらしい。
さらにイヌビワコバチに
イヌビワオナガコバチが寄生するのだそうな。

なにがなんやら!私の灰色の脳では
理解できない世界があるようです。

「乳」があり
「実」があり
とりあえず
オス木はオカマということで!思考ストップ。



ジャカランダが咲き始めました。
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最近!「ジャガランタ」と
濁点のつけるか所を間違えて会話しています。

アボカドをアボガトといったり
コミュニケイションを コミニュケーションといったり。
舌がもつれるばかり!困ったものです。

点滴(てんてき)を「けんてき」といったり
マトン(肉)を「マロン」といっている
おじさんよりましかな。
ま!「目くそ鼻くそ」の類でしょうけど。



あれ?!
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なんの実!?

しばらく考えたのですが分かりません。
分からないはずです。
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上の桜の実が落ちていただけなんですね。



あじさいの谷に青色が見えてきました。
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もう!初夏ですね。

青色の花ばかりに会うと
永遠の青春を謳歌している(後ろ姿は)乙女!
アラフォー(around 40)の恋多きおね~さんを
なぜか唐突に思い出してしまいました。



げ!その永遠の発情乙女!
いや!失礼!スレンダー美人に
突然!出会いました。
不思議ですね!長い間会わなかったのに。

「青いものが食べたい」

なんですか!突然。
なんだか今日は「青」づくし。

「野菜が食べたい」

私みたいにキャベツひと玉買ってきて
素炒めにしておなかいっぱい食べなさい。

「仕事がきつくて!料理する気が起こらない」

オトコにおごらせなさい。

「仕事がきつくて!みんな逃げた」

逃げたのは
仕事のせいじゃないような気がしますがね。

八宝菜にでも食べにつきあってあげましょうか。

「ここがいい!」

カルロス?!
西田辺駅(地下鉄・御堂筋線)から近くの
今!身売りの渦中のS社の本社の横。

「かすうどん(600 円)!食べま~す」
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「かす」とは牛の腸から脂を抜いたもの。
「脂を抜く」とは
たいてい腸を揚げていますけどね。
河内地方の一部の地域の食材が
飽食の時代に
大阪の市中に出回り始めたようです。

野菜を食べるんじゃなかったの?!
なんかねぇ!
イケメンの店長目当てのような気もしますけど。
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なにはともあれ
仕事がきつくて倒れそうになっても
キラキラできることがあなたに残っていて
安堵します。



(佐佐木信綱編/白文万葉集/)
(佐佐木信綱編/新訓万葉集/)
(堀田満編/植物の生活誌/を参照しました)
(敬称略)

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