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幸村も岡潔も越えた紀見峠 [野道!山道!恋はけもの道!]

南海・林間田園都市駅。
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なんともはや!
すごい名前ですね。
歴史の新しい駅でしょうか。

周囲には田園の中に新しい住居があります。
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南海電鉄がこのあたりに
ニュータウンを開発しているのですね。
「田園都市型ニュータウン」だそうです。
それがどんな定義の「ニュータウン」なのか
知りませんが。

和歌山県から大阪府に向かいます。
昔でいえば紀伊国から河内国へつづく
高野街道でしょうか。
紀見峠(きみとうげ)を越えることになります。



南海電鉄の東側を北上して紀見峠駅を過ぎます。

ここから線路は峠の中のトンネルに入ります。
ついて行けないので現代の高野街道の
国道 371 号へ出ます。
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この道もトンネルに入るのですね。
しからば
さらに東側に回り込み峠を越えることにします。

葛城神社を経由します。
境内にムクロジ(無患子)の巨木がありました。
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奈良県や和歌山県の神社では
大切にされている樹木のようで
ときどき遭遇しますが
高さ 29.7m 幹回り 4.2m
こんな大木!見たことがありません。

ん?!
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稲綛橋(いながせはし)の道標。
川も橋もないのに。

「いながせ」とは
稲を干す稲架(はせ or はぜ)のことでしょうか。
漢字は借字かも!思いつきでいいますが。



峠らしいところ。
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梅の古木におおわれています。
たくさん落ちている梅の実が
踏まれて割れて可哀そう。

つぶされていない実を拾って行きます。
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青梅ですので梅酒が作れそうです。
少ないですがね。
待っていたらもっと落ちてくるのかも。はは。

紀見峠宿場に着きました。
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宿屋が軒を連ねていたそうですが
往時をしのぶのは「丹波屋」だけ。

ササユリの咲いているそばに
「岡潔生誕の地」の碑があります。
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岡潔著/春宵十話/によると
大阪市に生まれ
四つから和歌山県で育ち
小学 2 年からまた大阪市
6 年から再び和歌山県と書いてありますが。

生誕の地という表現はいかがなものでしょう。

小学 6 年のとき
姓が岡に変わったとも。

どんな家の子だったのでしょう。
いえるのは!
一生経済的に苦労は
まったく!していないようです。
うらやましい。はは。



「岡潔」の碑の近くに「紀見峠」!
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ここがホントの紀見峠なんですね。
関所跡でもあるのでしょう。
「高野山女人堂江六里」の碑も。

峠を下ります。

ミツバチの巣箱が
白いホタルブクロの花の横にあります。
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先ほどのササユリ!
ホタルブクロ!
それにユキノシタ!
ドクダミ等の
白い花ばかりが咲いています。

花ではないのですが。
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マタタビのつる先の葉も白い色。
この沢沿いにはマタタビの多いこと。

一度国道に出てから
旧・高野街道を進みます。
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まもなく見慣れた天見の里です。

今年はこのあたり和歌山の九度山町から
大阪市まで真田幸村ブーム。
だれかがショーバイのため音頭を取って
作っているブームでしょうけど。

この紀見峠も幸村が越えた難所だということ。
ただそれだけ。
そんなに気張っていうほどのことでも
ないような。



(敬称略)
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