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四天王寺のお大師さん [わが街・大阪ブギウギ]

ショートカットします。
四天王寺の境内を斜め横断したいのです!
南門から入ったら!あ!露店だらけ。
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今日は 21 日
弘法大師の縁日
大師会(おだいしさん)でしたか。
お像の前でも法要しています。
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用事を終えて引き返してみると
蒸し暑い中!売れ行きが芳しくないのか
撤去し始める香具師(てきや)がぽつぽつ。
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最近の露店商は
つぎつぎに新製品(?)を扱っていますが
ここは昔ながら
古着や古物・骨董品が多いですね。

頭(かしら)!
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アルバムです。
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フツーの家のアルバムがいっぱい。
結婚式やら
こどもが三輪車に乗ったり
真新しいようなセーラー服姿だったりの写真。

すごいですね。
なにがすごいかにわかに答えられませんが
すごい。

たくさんの蒐集品や記録を残して
逝った人を見てきましたが
遺族はすぐゴミとして処分していましたね。

これらのアルバムはどんな経路でここに?!



買わんでもええよ!
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閉店セール!ですか。
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いい字じゃないですか!不謹慎ですが。

これは売りものじゃありません。
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萬燈院・紙衣堂(かみこどう)前の
「木槌(きづち)たたき」です。

木槌で臼を 3 度たたき
悪いところ!または!丈夫にしたいところを
3 度たたくというもの。



耐震工事をしていた五重塔の
足場が上半分取れています。
縁日にはいつも無料開放されています。
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金堂では読経がとぎれません。
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金堂の中には大きな救世(ぐせ)観音?!
いや!聖徳太子像が本尊として
お祀(まつ)りされていますが。
撮影はダメです。

救世観音といえば
法隆寺の夢殿の秘仏を思い出されます。
1883 年フェノロサが
秘仏をよみがえらせたのですね。

木綿の布で包帯のようにきっちり
ぐるぐる巻きにされていた秘仏。
布は 450m 以上あったそうですよ。

それが 1,000 年の眠りから覚めた救世観音
いや!聖徳太子の像だったとか。

ちょっと異様な顔立ちなんですよね!私には。
大昔に初めて一瞥したとき
有識者がいう「おだやかなほほえみ」なんて
思えなかったのですが。

あるとき
梅原猛著/隠された十字架/を読んだとき
なるほどと納得させられました。

「この像は怨霊になった聖徳太子」
「その怨霊をとじこめている」
という主張でした。

梅原説の法隆寺の他の怨霊封じ込め施設は
理解力が不足しているためか
知識の集積がかんなくずのようなためなのか
あんまり賛同はできませんでしたが。



菅原道真も
雷神になって襲ってくるといわれたように
政敵にとっては
夢にうなされることが多いようですね。

聖徳太子も
多くの人の夢枕に立ったのでしょうか。

それで!その逆で!
思い出されることがあります。
四天王寺に
守屋祠(もりやのほこら)があります。
奥殿の陰!境内の片隅に。
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あ!この日は立ち入り禁止ですね。
以前に行ったことがありますが。
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「守屋」とは
聖徳太子が 14 歳のとき殺した
排仏派の物部守屋でしょうか?!

聖徳太子も生まれながらの
慈悲深い性格でもないのかな。
政争のまっただ中!
血で血を洗ってきたのでしょうか。

それで!
聖徳太子もうなされたのでしょうか。

「守屋」の鎮魂のため?!
「もう!うらんじゃや~よ」と祈る祠!?

もしそうなら
うらんだりうらまれたり
たたったりたたられたり!
人より抜きん出ている人たちは忙しいですね。



(敬称略)
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