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幻の花隈城 モトコーのすーぷ房くだら [食い逃げ未遂]

城跡がありました。
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上れば
「花隈(はなくま)城址」の碑があります。
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六甲山が海に落ちる高台の端っこかも。
南のビル群の間に
神戸ポートタワーが見えます。

永禄 10 年(1567)織田信長の命を受けて
荒木村重が築いたと
神戸市(たぶん!)の設置した説明板にありますが。
間違いじゃないんですか。

「信長公記」(桑田忠親校注参照)ではそのころ
信長はまだ岐阜あたりで忙しそうですけどね。

それに石垣の積み方が新しい!?
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その時代には「穴太(あのう)衆積み」か
それに似た積み方じゃないのでしょうか。

不勉強なものが一瞥しただけで!
不謹慎な発言!お許しあれ。

信長に反旗を翻した村重は
居城の有岡城を捨てて
尼崎城(大物城?)に逃げたらしい。

捨て置かれた女房たちは哀れ。
122 人が磔(はりつけ)!
その今際の際(いまわのきわ)の叫び声!
見聞した人は 2、30 日は脳裏から離れなかったと
「信長公記」に記されていました。

さらにその女房衆のおつきの
510 人ほどのものは
まとめられて!草を積まれ!
焼き殺されたそうな。

さらに尼崎城が落ちて
ここ花隈城に逃げてきてこもったものの
天正 8 年(1580)落城。
その後は廃城になったそうな。

ちなみに村重は
その城からも脱出し!ひとり西国に逃げ!
最後は堺で大きな顔をして暮らしていたそうな。

こんな主君を持った家族や家来は大変ですなぁ。



JRと阪神には駅がありませんが
阪急には花隈駅があります。

駅の南側の
南京町や神戸港に目が行きますが
北の山手にも面白いものがあるのですね。

「モダン寺」という案内に導かれて行けば!
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この町は北の六甲山に向かって
急坂ばかりが上っています。

そんな丘陵地に
見上げなければならないほどの寺院が
モダンな装い。
1929 年の竣工なら
1 世紀近く前の建てものですがね。

さらにその坂の上にこれも見上げてしまいます。
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大きな像のあるお寺ですね。



暑い!
坂を降りてきてランチにします。

JRの高架下(モトコー)の
「すーぷ房くだら」に避暑。

「スープ」の店なんですかぁ!
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「すーぷ房くだら」ですからね。

「くだら」は「百済」!?
韓国料理でしたか。
暑いのでよく考えていませんでしたが。

冷たいスープはないんですか。
それじゃ 1 番安価そうな
「田舎やさいスープ」のセット。税込み 670 円。
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スープたっぷり。
舌を焼くほど熱い!
暑いときには熱いものを!と
おばあちゃんがいっていたような。

いってはいなかったかも。



野菜たっぷり。
野菜だけです!「田舎やさいスープ」ですから。
当然です。
でも!少しくらい肉があっても
文句はいいませんけど。

ときどき!
待ち針の頭ほどの肉片が舌にあたります。
うふ!
なんて喜んだり!バカですね。

私は親しくはないのですが(決してないのですが!)
向こうは友だちのように思っている失礼な
自称・高級割烹のおじさんは
こどものときによく
1 番安いコロッケでごはんを食べさせられたそうな。

そのとき!ときどき肉片を見つけて欣喜雀躍!

でもね!それはジャガイモの皮。
肉屋のおじさんは
茹でたジャガイモの皮をむかずにつぶしていたと
長じて知ったそうな。
そんな舌で料理人になる勇気をたたえましょう。



汗はかきましたが落ち着きました。

また!残暑の町を歩きます。



(敬称略)
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