SSブログ

天ヶ瀬ダム いつかきた道 [みんなで歩けばこわくない]

「ススキ」を採りに宇治まで行きます。

「なにも!そんなにおおげさに!?」

アラフォー(around 40)のおね~さんは
おおげさに驚きますが。

「お月見」がきたのです。
たいそうなようですが
いざというときにはなかなかないのです!
わが家の周辺には。(拙ブログ 2006/10/07

ハイキングの道すがら採集にご協力を。
きっといいことありますよ。

「あてにしないで頑張りまっす」



京阪・宇治駅前の宇治橋のたもと。
blog31.jpg

「宇治川ライン」があったのです。

その前に!そもそも琵琶湖と
宇治を結ぶ舟(観光船)があったといいます。

それがそのルートの中ごろに
大正 13 年(1924)大峯ダムが建設されて
上下流の縁を切られたのですね。

それに代わって
宇治橋の上流の中の島(塔の島)から
今の天ヶ瀬(あまがせ)ダムの下あたりまで
プロペラ船が運航していたのだとか。

そのころにはまだ
天ヶ瀬ダム(1964 年竣工)はありません。

プロペラ船を降りてから上流の大峯ダムまで
トロッコ電車(おとぎ電車)が走っていたのです。

さらに大峯ダム人造湖をモーターボートが
琵琶湖(瀬田川の立木観音あたり?)まで
通っていたのですね。

狭義には
そのモーターボートを「宇治川ライン」と
呼んでいたのじゃないでしょうか。



宇治川右岸をさかのぼります。

興聖寺の参道!通称・琴坂です。
blog32.jpg

亀石があるはず。
どれもこれも亀石に見えますね。
たぶん!これだったような。
blog33.jpg

「わ!情緒がある!」
blog34.jpg

天ヶ瀬吊り橋です。
昔!おね~さんときていますよ。

「記憶にありません」

あなたと最初のハイキングでしたよ。
なん年前だったのやら
最初に歩いたときのコースを
トレースしているのですよ。

無理もないですね。
あの日のあなたは
オトコのことで胸いっぱいだったから。

「忘れました」

吊り橋のたもとで
布袋竹で作った杖を売っていました。
blog35.jpg

遠い日!
竹の釣り竿作りの工程を
飽きもしないでながめていた
ネクラなこどもの自分の姿が浮かびます。

ああ!忘れよう!忘れました。



天ヶ瀬ダムです。
blog36.jpg

ダムの上から下流をながめます。
blog37.jpg

あのときあなたがきたときには
この面白い意匠の手すりはなかったはず。

この手すりとその下のワイヤーロープで
自殺者が激減したといいます。

「あ!あのとき!ダムの好意で軍手をもらった!」

覚えているじゃないですか。

「まだ!家にあるけど」

恋の思い出!
大切にしているのですね。

「全然!」
「使わないだけだよ」



ダムの上を横切って山の上にある
天ヶ瀬森林公園に向けて石段を直登します。

「うわぁ!足が上がらない!」
「心臓が爆発する~!」

あのときには文句もいわずに上った人が!
あれからすっごく!お肉がついたようですね。

公園の入り口ですが。

「もう!許して!」

この辺で休憩とランチにしますか。
blog38.jpg

ダムとその貯水池・鳳凰湖がよく見えますから。

あの水の中に大峯ダムと
おとぎ電車の警笛が沈んでいるのです。
もしかしてあなたの恋も。

下りはゆるやかな車道を歩きます。
距離はあるけど
林道みたいなもの!
まず!くるまには出会いません。

ススキの採集によろしい。

それと!今年収穫したアーモンドの種子を
植えながら下ります。
blog39.jpg

天ヶ瀬吊り橋まで降りてきました。
blog40.jpg

ススキはこのくらいあればいいでしょう。
私が持ちます。
おね~さんが持っていると!危なっかしい!

ススキの葉で手を切りそう。



塔の島まで帰ってきました。
blog41.jpg

平等院鳳凰堂を見ておきましょうか。
金色に輝く鳳凰をどうぞ。
blog42.jpg

「どこにあるのよ!よく見えない」

ま!垣間見るというのはこんなこと?!
よく見えるところは拝観料を取られます。

宇治にきたのだから
抹茶のソフトクリーム(300 円)をいただきます。
blog43.jpg

「川なのにウミウなの?!」
blog44.jpg

ああ!うみう(海鵜)のウッティーですね。
ここで生まれた鵜です。

宇治川の鵜飼(うかい)の鵜が産卵したのですね。
さらに珍しいことにその卵の孵化(ふか)に成功!
ウッティーが誕生したのです。
もう 2 年も前(2014/06)のことですけどね。

ちなみに
宇治川の瀬で自由に魚を獲っている鵜はカワウ。
鵜飼には適さない鳥のようです。



さ!ススキを持って大阪へ帰りましょう。

焼き肉食べ放題!
ビールとチューハイ飲み放題に行きましょう。

このススキさえあれば大丈夫。
ひとり 2,000 円も置けば大丈夫。
おまかせあれ。
コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理