黒川ダリヤ園 秋の里山を彷徨

「のせでん（能勢電鉄）の色ってこんなんでした？！」


リバイバル塗装かな。

阪急の子会社になってしまいましたから
車両はみんな原則
阪急マルーン（チョコレート色）ですけどね。

終点の妙見口駅から歩きます。

気がつけば
ぺらぺら臆面もなくしゃべっている
自分がいて恥ずかしくなります。

知識はかんなくずより薄くても
しゃべらなければ
仮初（かりそめ）でも引率者の
任務（？）を果たしていないような気がして。

前回のように
灯籠の方に曲がって黒川の里を歩きますよ。


「ここあたしは初めてだよ」と
アラフォー（around 40）の
のんびりやのおね～さんがぽつりといいます。

あれ！？今日の
仮面（素性を名乗らなくてもいい）ハイキング！
このコース！初めての方！いらっしゃいますか？！

半数以上が初めて！
意外ですね。

そういえば！
前にこの里を歩いたメンバーは
お色気たっぷりの人ばっかりだったかも。（失礼！）

では！少々しゃべりますよ。
壊れた古いテープレコーダーのように
いつもと同じことばかりですけど！
（このブログにも以前書いていることばかり）
初めての人なら構わないですか！あは。



台場クヌギです。


ここは茶道にもてはやされる菊炭の産地なんです。

10 年ばかり経てば炭焼き用に伐採されます。
切り株から新芽が吹き！伸びて行きます。

そして適当な太さになったらまた切られます。
タネから育てるより
半分以下の期間で利用できるのだとか。

それを更新して行けば
根株ばかりが肥大してこんな形になるのです。

このあたりは鹿の棲息数が多いので
新芽を食害されないように
高いところで伐採しなければなりません。

でも！奈良公園で
2m くらいある高いところのものを
取っていた鹿を見たことがありますけどね。



黒川公民館です。


いにしえの小学校です。
古い木造校舎を保存しています。


ここから前回と違う道を歩きます。

「前回を知らないって」

すみません。
「ありなしの道」と名づけられている山道です。

「田植え！？」


まさか！
稲の刈り入れが終わり
切り株から新芽が伸びているんです。
棚田のもうひとつの秋の顔。

「あの新しい稲はいつ収穫するの？！」

しません。
台場クヌギじゃないんですから。
やがて木枯らしに枯れる運命です。



ガマズミの実が赤く！アケビが笑っています。


昨年！ひとりで歩いていたら
栗園から栗の実が道にこぼれ出てきていて
栗ごはんが炊けるほど拾得しましたが
今回は時期が少し遅いようです。
（帰るまで大粒のものは 3 個だけ拾えました）

桜の森を経由してトンボ池へ。

なにしているんですかぁ？！早く～！


「アケビだといっていますよ」

亀の甲に苔を生やすようになった連中は
若輩のいうことなんか無視しますね。

ま！そういう完全にひねくれている訳でもなく
猫じゃらしに飛びつく子猫のように
夢中になると周囲が見えなくなるのですかね。

取りました！ 孫もいるいいお年のおばさんが！
高い位置の実だったのに。
鹿よりすごい執念に感服。



黒川ダリヤ園に着きました。


この花は
現代では普通「ダリア」
または「ダーリア」と表記されますが
ここでは「ダリヤ」です。


「それがなにか？」


なんでもありません！いってみたかっただけ。


5 年前のリーフレットには
「入園無料」とありますが
300 円徴収されました。


あ！（となりの）トトロかと思いました。


いきなり花の中から現れるものですから。

「可愛い？！」

ぷっくりぽにょぽにょしている中年太りが可愛い。
あ！なんにもいってません。


ランチにしませんか。

雨上がりだからか蝶や昆虫が少ないですね。

あ！アマガエル！


私の住んでいる町には
まったくいなくなっています。
ああ！人知れず感激。



自称・日本一の里山を見ながら
里山の浅い意義を講釈しながら帰ります。


さぞ！うるさかったことでしょう。
ごめんなさい。