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泉涌寺窯元もみじまつり 赤飯まんじゅう [食い意地]

JR奈良線と京阪本線が北上すれば
洛中近くになるとよろよろとつかず離れず
ぶつかりそうでぶつからない!と安心していると
ばた~んと(かどうか)重ね餅!?
重ね餅のところが東福寺駅。

駅前のさほど広くないところに
JRと京阪の双方の駅員が大勢出てきて
乗客の整理か案内かしています。
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蟻の熊野詣でならぬ東福寺詣で!?
東福寺と駅の間が往復する群衆で埋まっています。
紅葉の季節なんですね。

私は泉涌寺(せんにゅうじ)窯元の
「もみじまつり」にきたので
人ごみを横断して泉涌寺道の坂を上ります。

泉涌寺総門の前の即成院に寄ります。
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「泉山七福 花めぐり」(2016/11/19 ~ 25)
スタンプラリーを催行しているとか。
そうなら七福神を意識して歩きましょうか。
ここは「福禄寿」ですか。

「寿老人」の法音院には屋根より高い柿の実が赤い。
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「弁財天」は戒光寺。
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なにかイベントのときには
いつもたくさん屋台が並ぶ境内です。

「愛染明王」の新善光寺。
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紅葉と山茶花(さざんか)が散っていました。



ここまできたのなら
鳥戸野陵(とりべののみささぎ)に
なごんちゃん(清少納言)が仕えた
中宮・定子さまの墓参に。
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はなやかな色はありません。

他に 6 方の女性皇族の火葬塚でもありますが
定子は棺のまま埋葬されたようです。
なごんちゃんは枕草子に
定子の最期は書いていません。

定子の葬儀は
定子を間接的に(!)殺した(?)叔父の
藤原道長の栄華をほめそやした
栄花物語でつまびらかです。
皮肉なものですね。



遅いランチに
駅を出て今熊野商店街の音羽屋で買った
赤飯万寿(せきはんまんじゅう)を
陵の石段に座って食べようと思いましたが。
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赤飯を芯にして
上に栗がのっています。

陵で食べたらいけませんよね。
下にある広場みたいはスペースでいただきます。

音羽屋のおばちゃんが
「ひとつ 190 円!ふたつで 380 円」といいました。

じゃ!ふたつください。
ふたつ買えばお得じゃないですか!と
瞬間思って買ったのですが
なにもお得でもなかったですね。

どうしたのでしょう。
意識が遊離しつつあるのでしょうか。
お金にシビアな性格なのに。はは。



今熊野観音寺は紅葉に埋もれています。
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観音寺といいながら
七福神めぐりでは「恵比須神」となっています。

弘法大師を後ろから写して!すみません。
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「布袋尊」の来迎院。
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なかなかいいロケーションじゃないですか。
観光客は少ないし。

つづいて総本山の
御寺(みてら)泉涌寺(せんにゅうじ)に。
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御寺とは 30 近くの天皇の眠る寺だから。

明治維新の神仏分離の思想で御陵だけ
寺から分離したようですが。

神道国教化のためか
王政復古のためか知りませんが
多くの天皇が帰依した仏教寺院を否定するとは
矛盾してはいませんか。

多くの国民を不敬罪とかで処罰したようですが
政府や中枢の政治家のたちにこそ
不敬罪が適用できるのじゃないですか。はは。

境内になごんちゃんの歌碑がありますが
小倉百人一首の歌!
このあたりと縁は薄いでしょう。

入山料がないので通り過ぎますが。

あ!泉涌寺は楊貴妃観音が祀られていますので
「観音」さまかな。

大黒天の雲龍院。
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え~と!まだありましたか。
引き返して「毘沙門天」の悲田院。

ここも静かです。
なんにもはなやいだ色はありません。
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暮れなずむ町。
京都タワーがかすんでいます。



ん?!
「泉山七福 花めぐり」といっていましたね。
9 寺院回ったような。
どうして!?
ふたつ七福神ではない神さまがいるのでは。

それに
なんにも花というほどのものはなかったような。

紅葉さえ今熊野観音寺以外は印象に残っていません。

ああ!華道のどこかの流派が
寺寺に生け花を飾っていたのだそうな。
その「花めぐり」でしたか。

まともに入山料を払って参拝していないので
気づくはずがありません。



主に東福寺帰りの(たぶん)善男善女で
通勤時並みに混雑する電車を避けて
普通各駅停車で帰阪したら
自宅まで 2 時間もかかりました。

ん!?
泉涌寺までなにをしに行ったのやら。
忘れていませんか。
タグ:枕草子
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