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カメムシと日向ぼこ [手のひらを太陽に]

冬亀虫の 死にどころなく 歩きけり


ふと!名句が浮かんだと思ったのですが。

う~ん!
村上鬼城のパクリということは明瞭。
それに字あまりだし。

兵庫県立一庫(ひとくら)公園。
一庫ダムの横の高台ですが。

さらに高い「見晴らしの丘」に上ります。
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「見晴らし」はあんまり。
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眼下に小さく
ダム湖(知明湖)が光っていますが。

重なっている枯れ葉に構わずベンチに座り
小春日和に日向(ひなた)ぼこ。

あ!
小春(陰暦 10 月)はもう過ぎていましたね。

そこへカメムシがやってきました。
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ではまた 1 句。


亀虫よ 死にいそぐなよ いそぐなよ


はい!ご推察通り
加藤楸邨のパクリです。すみません。
それに!だいたいカメムシは季語なんですかね。

ではオリジナルを、、、。
オリジナルを、、、。
すらすらとは出ませんね。
私は俳人ではなく廃人に近いですからね。


小春日は 御仏の顔 亀虫も

かそけしと 冬亀虫は 墓じまい


あと 10 句ばかり作りましたが!やめましょう。
俳句といえるものかどうか。



あら!?
カメムシが死にどころなく歩いていると
勝手に思ってしまったのですが
かれらの一生はどうでしたやら。

もしかして越冬する昆虫?!

カメムシを食用とする東南アジアのラオスでは
2、3 月が採集最盛期だそうな。

もっともラオスの冬は木枯らしが舞ったり
積雪はないでしょうけど。

やっぱりカメムシを食べている南アフリカでは
6 月に採集に行っています。

6 月といっても南半球では真冬ですからね。
アフリカでも
暖房なしでは過ごせない地区でのこと。
寒い朝には動きが鈍くて群れているので
採集しやすいようです。

日本のカメムシも
どこかでかたまって越冬するのかも知れません。

じゃ!日本でも食べるほど集めたいときには
冬がいいのかな。

ま!すごい臭いを放つので
食べるには勇気がいりますが
今!流行の
パクチーやコリアンダーの類だと思えば
病みつきになるかも。



このお友だち!なんという名のカメムシやら。
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カメムシの種類はシロートにはまったくお手上げ!
多くの種類がありますよね。

こちらが動かなければ
カメムシも動きませんね。

カメムシと日向ぼこ。
あんまり経験しないことです。


この頃の漫画わからずひなたぼこ


やなせたかしはそう詠(よ)んだそうな。

一流の漫画家でも分かりませんか。
私なんか大昔に
分からなくなって読まなくなりましたが。

ところが今日は持ってきているのですね。
ちょっと気になって。
漫画一般のことではありません。
フューチャー・イズ・ワイルド
(The Future is Wild)の内容が気になって。

TVは見なかったし
DVD は買えないし
書籍は活字を見るのが苦手だし
漫画で見ることにしたのです!はは。

地球から人類が消え去った 1 億年後
高い社会組織を習得した
「シルバースナイパー」という
クモ(蜘蛛)の集団がいます。

峡谷に
幅 30m もの網(クモの巣)をしかけています。
飛んできた昆虫類を捕まえるのではなく
草木の種子を得るためにです。

その種子で動物を飼っています。
ハムスターに似た「ポグル」という哺乳類です。

唯一生き残った哺乳類は
なんと!クモの家畜になっていました。

「ポグル」が太ればクモが食料にします。

そんな時代がくるのかも。

クモやら昆虫に飼われる日がくるのかも。

カメムシが家畜のヒトを見て
1 句詠んでいるのかも。



(野中健一著/虫を食む人々の暮らし/および)
(ドゥーガル・ディクソン&ジョン・アダムス著/)
(小川隆章作画/フューチャー・イズ・ワイルド/)
(コミック版/を参照しました)
(敬称略)
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