大阪城 豊國神社の初詣

年末年始には
「エンジョイエコカード」がお得だといいます。


600 円で大阪市営交通の
地下鉄・バス・ニュートラムが 1 日乗り放題。

そのとき！大みそかの午後 10 時でした。
あと 2 時間しかないじゃないの！？

それが元旦の朝も大丈夫とのこと。
実際！元旦の午前中にも使えましたね。

ということは
1 枚で 30 日から 3 日まで 5 日間ＯＫなの！？

2 日に停められました！はは。

「有効は 1 日だけです」

じゃ！大みそか・元旦はなんだったのよ！
だいたい！紛らわしいじゃないの！あのポスター！

なんか釈然としないまま初詣に行きます。
神仏に帰依もなにもないけど
正月は暇！
ま！いつも暇ですけどね。



西外堀！乾櫓（いぬいやぐら）のほうから
大阪城に接近します。


正月くらい七面倒くさい考え（？）はやめて
1 観光客！
いえば！おフランス人になって行きましょう。

乾櫓から南にある高い石垣は
「模様積み」といわれています。
石垣の施工方法ではなく
石垣が美しい模様を描いているそうな。


どこがどうなの！？

大手口の桝形（四角の区画）に
三つ子の巨岩がありますが
その岩と岩の間の石積みを
「笑い積み」というそうな。


なにが「笑い」なの？！

桜門の前から空堀を見れば！


すごい！巨石の「算木積み」ですね。

近くから見るからなの？！
大阪城では一般的なことでしょうか。



新年のイベントですか。


「猿」も頑張っています。


初詣は秀吉が迎えてくれる豊國神社へ。


この神社の鳥居は角柱ですね。



正月ですから！
いや！おフランス人の観光客ですから
天守閣に上りますか。


金明水の井戸をのぞきます。


深い！
水面まで 33m ！？
近年の調査では
秀吉が黄金を投げ込んだ井戸ではないようです。

よいこは飛び込んだりしないように。
壁は切り石をきれいに丸く積み上げているので
上がってくるにはよほどの鍛錬した人でないと
一生！井の中の蛙（かわず）となります。

ハイキングがわりに階段で最上階の展望台へ。
あは！疲れました。

西の「西の丸庭園」が赤い！


まだ「真田丸」のイベントでもしているのかな。

北。


東。


この城は 3 代目ですが
秀吉も大坂城でながめたはずの
山並みが見えません。
「なにわのことも夢のまた夢」ですかね。
光陰は流れます！気が遠くなります。



黄泉なる 高きにのぼり かへり見よ
ここに人あり きみを恋ひ泣く


黄泉は字数の関係から「よもつ」と読むのかな。

感化！洗脳されやすい単純な脳なので
おおみそかに見た（読んだにあらず）歌集の
歌がよみがえります。

寂しい歌ですね。

その歌集は「迦具土」？！
「かぐつち」と読むのかも。
明治のたぶん歌人の服部躬治という人の歌集。

たまたま！なぜか！大みそかに出てきた歌集。
どこからやってきていた本やら。

教養のない
おフランス人（フランス人にあらず）ですから
この歌人のこと！なんにも知りません。
だいたい男か女かも知りません。

脱線ついでに書きますが「迦具土」は
古事記では「火之迦具土神（ひのかぐつちのかみ）」
「日本書紀」では「軻遇突智（かぐつち）」？！

イザナミが産んだのですね。
燃える火（の神）だったので
イザナミは出産時に陰部（ほと）を焼いて
死んでしまうのですが。

怒った夫のイザナギが
カグツチをたたっ斬ってしまいます。

なんともはや！
だれが考えたストーリィでしょう。
カグツチは子宮内では発光していなかったの！？
陰部（ほと）だけ焼けるなんて？！


天地（あまつち）の 神に祈らむ
天地の 神ぞしらさむ きみが幸福（さいわひ）


やはり同歌集にあった歌。

恋もまた夢のまた夢！ああ。

南をのぞけば。


正月早々！佃煮にするほど人が寄ってきています。
みんなみな！恋をしているんでしょうなぁ。



観光客（！）ですからお土産のショップへ。

大枚はたいて絵はがきを 1 枚。


春が近くなればあの人に送りましょうか。
私に春がくるのでしょうか。

ランチどきですが口に合うものがありません。
ま！嚢中（のうちゅう）に合うものがない！
というだけのことですがね。

おフランス人は無理して
回転焼き 150 円なんぞをいただきますか。


抹茶あんだそうですが。
おいしくない！あ！もとい！
私の口には合いません。



（短歌は旧漢字を新字体にしています）
（主婦と生活社／古典コミックス 古事記／参照）
（敬称略）

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