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奈良の初えびす 春鹿の利き酒 [南都有情]

近鉄・奈良駅から南へ。
もちいどのセンター街をさらに南下。
東に入る路地のひとつがはなやか。
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南市恵比寿神社につづく細道。
ふだんは静かで
寂しい(失礼!)ところなんですけどね。

毎年 1 月 5 日は「初えびす」だそうです。
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「五日えびす」ともいうようです。

「南市恵比須神社」ですから
「南市・初えびす」が本名(?)です。

鎌倉時代ごろから
この周囲で元興寺の僧衆が開いた市が
「南市」というのだそうな。
南都にあった三大「市」のひとつ。

関西では西宮神社を中心に大阪も京都も
十日戎(とおかえびす)すなわち
1 月 10 日に大騒ぎ!いや!失礼!
善男善女が参詣に集まっています。

しかし!わが町の山阪神社は
大阪市内なのに「八日えびす」なんですが。

奈良には「五日えびす」もありましたか。

今日は路地を一方通行にしているとか。
こちらは帰り道だから南に回れといいます。

わ!
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狭いところに人が集中していて牛歩。
今は空いているというけれど
神社まで 30 分はかかるそうなので
お詣りはしないものは前に行かせてもらいます。
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建てものの間で窮屈にお住まいの神社が
今日は主役ですね。

「お接待」というのか「ふるまい」というのか
「あめゆ」やら「粕汁」を配っていました。
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熱燗(あつかん)は有料でした。
それまで無料でいただこうなんて
厚かましいですよね!はは。



元興寺に向けて南下して
そこから東に向かうと大きなお屋敷。
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「今西家書院」ですね。

室町時代のもの?!

この家が今の一般住宅の和室の
嚆矢(こうし)じゃないかといわれています。

こんなお屋敷にお嫁に行かないようにね。

アラフォー(around 40)のおね~さんに
間違いがないようにいって聞かせます。

「ん?!」

毎日の掃除が大変なんだから。
部屋の数が多過ぎて。

「掃除の心配をしなくても、、、!」

あ!お手伝いさんがいますか?!

「その前に!」
「そんな縁談が私にくる訳ないでしょ!」

あ!そ!

隣家が「春鹿」ですね!酒蔵の。
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「今西清兵衛商店」といいますから
「今西家書院」の持ち主ですかも。

いいですね!お酒!飲み放題ですよ。

「私の縁談は放っておいて!」



では!気を取り直して
利き酒(ききざけ)をお楽しみください。

まず!グラスを買います。
500 円(税込)です。各自で払いましょう。
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30cc くらい入りそうですね。

「それは!あふれるほど入れた場合でしょう」

それにつぎつぎ
5 種類の自慢の日本酒を注いでくれます。
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おまけに濁り酒を少し。
ま!全部で 1 合近く飲めましたか。

おいしかったですね。
ほろ酔いになりました。

グラスをもらって帰ります。
大切にして
お嫁入り道具にしましょうね。
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