SSブログ

竹の花が咲いていた長居植物園 [解語の枯れ尾花]

「竹の花!咲いているそうよ」
「行ってみない!?」

発情!あ!いや
お色気過剰のアラフォー(around 40)おね~さん。

またなんですか!唐突に!
行きません。
行けませんよ!仕事が忙しいもので。

「そ!じゃ!◯◯くんを誘ってみるから」

どうぞ。

たぶん!行かないというのでは。
私のようにアゴで使える人!そういないでしょ。

「笹の花が咲いているんやて!」
「不吉なことが起きるんとちゃう?見に行こか!」

妊娠もしていないのに
産み月ほどのボディをしているおばさんが。

笹か竹か咲いているんですね。
あちこちから情報を受けると
なんか気になりますね。

忙しい中(ウソついてすみません)
咲いているという
長居植物園(大阪市東住吉区)へ抜け駆け。

まさか!かの女たちと鉢合わせしないでしょうね。



虹が出ています。
blog31.jpg

きれいですが!この寒い中!噴水とは。

バラ園を横断。
blog32.jpg

冬のバラを鑑賞する人がいません。
でも!もったいないほどきれいです。

はなやいだものの少ない季節に
えらくはでなものは菜の花。
blog33.jpg

そのハナナの向こうが「笹・竹見本園」です。

私は笹と竹を区別したい性分ですが
みなさん!いいかげんに使っていますね。

たとえば!
七夕(たなばた)の短冊を竹に結びつけて
「笹飾り」といったり。

それはともかく
広い見本園で笹や竹!みんな咲いてはいませんよ。
blog34.jpg

あ!
blog35.jpg

花です。
blog36.jpg

ありましたね。
このホテイチク(布袋竹)だけ。
このあたりだけ枝中!花だらけ。
blog37.jpg

もう盛りはだいぶ過ぎてはいますが。
blog38.jpg

しかし!花といっても
さっき見たバラやハナナのような
いわゆる絵に描きたいような
「花」ではありませんね。

不謹慎にも無教養の私なんか
天狗巣病を患っているように見えたりします。



笹や竹はめったに咲きません。
昔から 60 年周期説や
120 年周期説が幅をきかせていますが
10 年や 20 年ごとに咲いている株もあるとか。

花を咲かせると一斉に枯れるのがフツーです。
若い竹も古い竹もみんないっしょに。
地下茎でつながっていますからね。
地下茎が枯れたらおしまい。

そもそも
たとえばマダケなら
地上の竹は 20 年!
地下茎は 10 年経たないうちに枯れているようです。

60 年めに枯れたからといっても
60 年生きていた竹が枯れた訳じゃないのですね。

枯れても竹はなくなりません。
竹林は数年で再生しています。
種子から再生する訳でもありません。
不思議ですね。
不思議と思っているのは私だけかも。

というのは
マダケなどの「竹」はほとんど結実しないとか。

大昔!祖母が
笹の実を食べたことがあるといっていました。

「笹」は開花後よく実るそうです。

会津磐梯山は宝の山よ
笹に黄金がなりさがる

この民謡にあるように
笹には実がつきやすいのでしょう。
もっとも
この「黄金」が「実」かどうか知りませんが。



このホテイチクはこの後どうなるのでしょう。
やっぱり枯れてしまうのかな。

ホテイチクもマダケの変種ですから
竹なら結実を期待しても無理かも。
blog39.jpg



(上田弘一郎著/竹と日本人/参照)
(敬称略)
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感