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外国人に間違われてカシュカシュでランチ [たべほ!ブフェ!バイキング!]

天王寺警察署(大阪市天王寺区)を出て
(釈放されたのじゃありません)
西を見れば!
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様子のいい塔が見えます。

あれはなに?!
以前からあんな塔がありましたか。

塔に向かって歩けば幅員があって
くるまの流れが騒々しい谷町筋。
かまわず!谷町筋を横切れば
真光院という四天王寺の支院。
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忽然(こつぜん)と“塔”が消えました。

真光院の扉が開いているので勝手に入山。
広い境内ではありません。

「こんにちは」

突然の声に「こんにちは」と返します。

「なに人?!」

「え?」

ぶしつけな問いかけです。

尋常ではない(と思えた)目つきの
若くも古くもないツラの男。

「なに人や!?」

唐突に!威嚇(いかく)するように。
なにをいっているのか!
にわかに理解できません。
それにしても失礼じゃないですか!
前後の単語もなく。

男はかまわず同じ詰問を数度!

火のついた線香の束を持っているので
僧侶か!この寺院の信者かも。
でも!賽銭泥棒の変装かも知れません。

どうしよう!
とびかかってきそうでもあります。

そのときには金的かむこうずねを蹴ろう!
線香を突きつけてきたら
持っている腕を小手(投げ)に振ろう。
石の仏さまにぶつけて頭をつぶそう。
コートの袖を引き上げながら
ない知恵を 2 秒ほどでまとめます。

しかし!
「お~!の~!」
平和主義者の私は小さく答えて
ゆっくり空気を揺らさないように後ずさり。

人をフランス人に間違えやがって!
ま!フランス人ではなく!おフランス人かな。

寒いのでエンジ色のコートのフードを立てて
顔を隠していたからかも。



気分が悪い!

あ!“塔”が消えたのですね。
その気分の悪い境内にはありませんでしたね。

大きくう回し!その西の裏に回ると!
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ははは!
愛染さん・勝鬘院(しょうまんいん)の
多宝塔じゃないですか。
いつも見ている塔じゃないですか。
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593 年創建。
1597 年再建。
旧法の国宝。
新法(文化財保護法)では重要文化財かな。

籠(魚籃)を持っている観音さま。
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関西には(たぶん!)珍しい
魚藍(魚籃)観世音ですか。
人間に殺された魚介の慰霊でしょうか。

殺したほうを責めないで
殺されたほうを慰めるとは!
考えたらなんだか分からなくなりました。



天王寺警察署の前にもどりました。

「犯されそうです」といえませんね。
いっても
「犯されてからきなさい」というのが
日本の正しいケーサツの対応のようです。

北に向かって歩きます。

ん?!
一瞬!古風な建てものと思ったのですが。
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案外!新しい意匠なのかも。

「cache-cache」!?

なに語ですか?!
日本語で書けば!「カシュ カシュ」ですか?
もしかして「かくれんぼ」のこと!?

喫茶店!?レストラン?!
ランチが 800 円ですって。

「日替わり」がふたつありましたが。
鮭のフライをもらいます。
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ごはんは十穀米も選べました。

「デリ食べ放題」だとか。
この日の「デリ」は
11、2 種類ほどありましたが。
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これ食べ放題なら
メインディッシュは
不要ですがね!私には。はは。

コーヒーもついてこの値段(税込)とは
なんだかほっこり!
先ほどの
殺気立った気分がほぐれて行きました。
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