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旧正月は日本最初三宝荒神さんへ [野道!山道!恋はけもの道!]

旧正月になると
「荒神さん」だという人が少なからずいます。

大阪では
清(きよし)荒神が一番名代のようですが
全国にたくさんの荒神がおわします。
特に西日本に多くいらっしゃるようなんですが。

私は「荒神」の正体(!)が
よく分っていません。
かまどの神だとおぼろげに認識しているのですが
それは一部の荒神さまだけの神通力かも。

ヒトにいろいろな民族があるように
荒神にもいろいろな色の神族があるのでは。



では!今日(2017/01/28)私も出かけます。
三宝荒神さまに行きます。

三宝荒神と
他の荒神の違いなんか知る由もないのですが
ともかく
「日本最初」に出現した
「三宝荒神」を祀っているという
勝尾寺(大阪府箕面市)に向かいます。

勝尾寺は
清和天皇より
「勝王寺」の寺号をつけてもらったのですが
「王」とはもったいないと思い
「尾」に換えているらしいので
「かつおうじ」と読むのかも知れません。

阪急・箕面(みのお)駅から
ニホンザルとニホンジカの棲む山を越えて
行かねばなりません。

だれも見ていないから「ズル」することに。
ま!そんないいかげんな人生です。

ぎゃ!バスが!?

朝!ぼ~っとしていたら
箕面駅を出たときが 8 時 35 分。
5 分前にバスは出てしまっています。

つぎは 10 時過ぎまでありません。

歩けばいいんでしょ!歩けば!
ズルできなかったです。



まず!箕面の滝をめざします。
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紅葉の季節には佃煮にしてもあまるほどの
観光客が早朝からうごめいていたのですが。

箕面の滝。
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さらに滝から急坂を上がります。
サルのひそむ山中に
散策路はあまたあるのですが
寄り道はしないで車道を進みます。


日陰には雪が凍てついています。
すべってころびかけているのに
大型車が山中なら
スピードを緩めることなく通り過ぎます。
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恐い区間です。

1 時間半ほどで勝尾寺に着きました。
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上りとはいえ駅から 7km はないですからね。



400 円払って入山。
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境内も上って行かねばなりません。
ほうほうの態でやっと
三宝荒神堂に着きましたが。
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静かです。
だれも!僧侶も信者もいません。
大きな線香立てやろうそく立てに
だれも供えていません。

本堂も静謐(せいひつ)を保っています。
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ろうばいも静かに咲いています。

この山内の建てものの屋根は
妙にカラフルですね。
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あ!
本堂の横の不動堂の前に
焚き上げの用意があるじゃないですか。
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ここで三宝荒神祭を催行されるのでしょう。
準備に忙しそうなおばちゃんに問うと
「昼過ぎて 1 時ごろには燃えています」

待てません。



境内を散策します。

一番高所の二階堂からながめれば
多宝塔が下にあります。
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多宝塔と同じ高さまで降りると。
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境内中!どこにもダルマがいます。
大小さまざまなダルマなんですが
庶民は「ダルマみくじ」を求めます。

ダルマの中におみくじが刺しこまれています。

おみくじを抜いて
ダルマを境内のどこかに置いて帰っています。

多宝塔の前から山門のある弁天池まで
ゆるやかな坂道ができていました。
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弁天池を横断する
いつも浄(きよ)めの霧が出ている橋を
僧侶の列が渡っていきます。
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これから祈りが始まるのかも知れませんが
すれ違って私は帰ります。



帰路はほぼ真南にひと山越えましょう。

古そうな町石が立っていますね。
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この道が正面の参道なのでしょうか。
町石を追いながら歩きましょうか。

参道からはずれた場所に大きな地蔵が。
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「しらみ地蔵」かな。

元にもどって旧参道を下ります。

もうひとつ!
古参道が並行しているようなんですが
よく分かりません。

崖っぷちやら!尾根道やら!
いいハイキングコースですね。
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難しい道ではありません!
参道だったところですからね。

たぶん最後の町石。
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かなり傾いていますが。

この季節に柿の実が
しっかりついているのが印象的。

町に着きました。

大きな寺院にぶちあたりました。
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聖徳太子が建立した帝釈寺だとか。
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