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アーモンドの花 沢庵の酒粕の大名煮 [半煮え!生煮え!]

わが家のアーモンドが咲きました。
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例年より 1 週間以上遅い花です。

実生の木も 1 輪だけ咲いています。
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種から育てて数年経たような。
もう咲かないのかと思っていたのですが。

わが家のカワニナはこの木の葉が好物です。
青葉でも枯れ葉でも食べてしまいます。
カワニナのエサ用だけの存在でしたが。

やけに色が白い花ですね。

こんな白い花がわが家の庭(?)の
桃ケ池の畔に咲いています。
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1 本のソメイヨシノ(染井吉野)の根際に。

池の畔のソメイヨシノ群にはまったく
花の色がありません。(2017/03/29 現在)
今年は花の季節が遅れているような。

それなのに!この花はなんでしょう。

オオシマ(大島桜)のような花ですね。

ソメイヨシノが先祖返りしたのでしょうか。

ん?!
咲いている枝は
うんと地際から出ているひこばえです。
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もしかして!台木の桜なんでしょうか。



春は沢庵(たくあん)の大名煮です。

ま!春にかぎったことではないのですが
なぜか!春おぼろと大名煮が重なります。
どこか遠い記憶があるのでしょうか。

古い!塩の強い沢庵が好きです。

といっても塩辛くて食べられませんので
じっくり塩出しします。

サラダオイルで炒めます。
ゆっくり色がつくまで炒めます。

かえりちりめん(しらすのおね~さん?!)を
炒め合わせて
砂糖をまぶし
醤油を加えて
水を注します。

水でいいのです。
酒粕を放り込んで煮詰めました。
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煮詰めすぎると焦げついてしまいますから
ほどほどに。



3 月が行きます。

夜になって
酒粕の大名煮で
伏見の蔵開きから下げて帰った生酒を飲みます。

伏見はその性質から女酒といわれています。

女酒を飲みながら
武山英子という女流歌人の
明治の終わりごろの歌を鑑賞します。

鑑賞というより!ながめるだけですが。


やすらかに 身のほろびゆく 如くにも
夕ぐれの氣の 志づかなるかな

やはらかく 乳房をふくむ 唇の
あるが如くも 夜ふけぬるかな


いろいろ制限の多い明治時代に
歌を詠んだ女性(ひと)は美しい。

そして!今夜もわが身はほろびてゆくか。



(敬称略)
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